2度目の緊急事態宣言が1月7日に発令されてから約3週間が経ちました。
対象期間終了まであと10日間ほどですが、本当に解除になるか分からず、
あまり外出できなくて窮屈な思いをなさっていたり、
ご家族が在宅でストレスがたまりがちな人もいらっしゃるかもしれません。
〔2/2追記〕緊急事態宣言は栃木県を除く10都府県で3/7まで延長決定
https://news.yahoo.co.jp/pages/article/20210102
そんな方には、散歩やサイクリングの習慣をお勧めしたいと思います。
もちろん、他の運動でも結構です。
上の表を見ても、散歩など健康の維持に必要な外出は認められており、
こういった運動は、三密になる心配もありません。
私が過去に自殺予防の記事でご紹介した
精神科医の樺沢紫苑先生は、健康な方にも、メンタル疾患をお持ちの方にも
睡眠・運動・朝散歩の生活習慣を持つことを強く勧めていらっしゃいます。
睡眠は毎日7時間取る人が、最も長生きすることが分かっています。
運動については、週150分の運動をすると、死亡率が50%下がるとの報告があります。
また運動をすると、仕事や勉強のパフォーマンスが上がります。
朝(午前10時くらいまで)、15分~30分の散歩やサイクリングをすると
昼間は意欲や集中力が高まり、夜は睡眠が深まるとのことです。
いきなりこれを完璧にこなすのが難しい場合は、少しずつからでもかまいません。
むしろ急に本格的な運動をすると、脚や腰など体を傷めてしまう危険があるので
無理なく少しずつ行う方が安全でおすすめです。
あまり外出できない生活が続くと、ストレスがたまり
数か月間のタイムラグを経て、うつ病などの発症や自殺の危険度が高まります。
ですから、今からでもこまめにストレス解消していくことが大切です。
ドイツには「トラック一杯の薬より一台の自転車」ということわざがあるそうです。
高血圧や高脂血症などの身体疾患にも、うつ病などのメンタル疾患にも
運動が良い影響を及ぼすことを示唆している言葉です。
もちろん、ダイエットにも効果的です。
散歩をしながら空や緑を眺めたり、鳥の声を聞くのも心地よいですし、
サイクリングで風を切り、たくさん移動した充足感を得るのも良いことです。
いずれも適度な運動になる上、三密を避けつつ気分転換もできます。
人のいないエリアを通る際には、マスクを外しても問題ないかもしれません。
できれば、自然の多い公園や川べり、農村地帯などへ行けるとさらに良いでしょう。
森林浴については、様々な効果が確認されています。
今は一年のうちで最も寒い季節ですから、
お出かけの際は、暖かい服装をなさって下さいね。
ストレスフリーな生活の工夫を心掛け、コロナ問題を乗り切っていきましょう。