9月23日秋分の前あたりからどうも翡翠が気になっていまして・・・
秋分や中秋の名月とは季節的に良く合う石のようなので、改めて挙げさせていただきます。
翡翠(ひすい)という言葉は元々鳥のカワセミを意味し、それに似た美しい石の総称です。
英名のJade(ジェイド)は、ひすいの仲間とされる様々な鉱物の総称で、
エメラルドと並び5月の誕生石とされています。
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COBRA情報による翡翠の意味:調和
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昔の中南米では黄金よりも貴重とされて高貴な人が用いたり神に捧げるのに使われ、
中国の富豪などは第一夫人に翡翠を贈り、第二夫人にダイヤモンドを贈るといわれたほど
格式の高い石です。
鉱物学的には主に硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)に分けられ、
前者のほうがずっと希少で、硬度や宝飾的価値共に優れます。
宝石とみなされるのは硬玉だけなので、宝飾として入手する際には注意しましょう。
また、色は緑色のほかに、赤・白・オレンジ・黄・黒薄紫などいろいろあります。
ラベンダー翡翠は人気が高く、黒翡翠は独特の神秘的な重厚感が特徴です。
宝石質の翡翠は半透明で、緑色の硬玉のうち最上質のものは
琅玕(ろうかん)、英語ではインペリアルジェイドと呼ばれます。
新潟県の糸魚川流域で産出する硬玉の中には青い色のものがありますが
これは1998年に発見された糸魚川石という新種の鉱物で、
ほかにも、厳密には硬玉と異なる、新種の石がいくつもあります。
モース硬度は硬玉が6.5~7、軟玉で6~6.5と、それほど硬くありませんが
繊維が交差するような構造をしているため、割れにくいのが特徴です。
この性質を利用して、しばしば彫刻が施されています。
西洋やエジプトでは昔、緑色の美しい石を全てまとめてエメラルドと呼び
東洋では同じように緑の美しい石は何でも玉(ぎょく)あるいは翡翠玉、
日本語では「たま」と呼んでいました。
ひすいと呼ばれた石の多くは軟玉であり、古い時代の中国では
新疆ウイグル自治区のホータンで産出する白い軟玉(和田玉)ことに「羊脂玉」が特に好まれ
緑色の人気が高まったのは、18世紀以降ミャンマーの硬玉が輸入されるようになってからだそうです。
日本には世界最古のひすい文化があり、約7000年前の縄文時代にさかのぼります。
それも軟玉ではなく、れっきとした硬玉文化です。
2016年9月にはひすいが日本の国石に認定されました。
硬玉の産地は日本の新潟県糸魚川流域や富山のヒスイ海岸、
海外ではミャンマーやメキシコ、中南米、ロシアなどです。
翡翠は古代から世界各地で不老不死の石とされて
ヒーリングやステイタスシンボルに用いられ、
魔除けやお守り、鎮魂などに使われました。
中国では五徳(仁・義・礼・智・信)を高めるとされ
日本では「豊穣・生命・再生」をもたらすと信じられたそうです。
翡翠といえば、「フォールスネーム(偽りの名)」の話を避けて通れません。
硬玉と軟玉のほか、「〇〇翡翠」と称する別物の石が多数あります。
インド翡翠=アベンチュリン、オーストラリア翡翠=クリソプレーズ(めのうの一種)
ニュージェイド=サーペンティン(蛇紋石)といった具合です。
きちんと区別した上で、それぞれの石の個性を楽しみたいものですね。
また染料が染み込みやすい性質のため、染色で美しい色合いにしたり
樹脂加工したものが多く見られ、これらの点も注意が必要です。
多孔質なので、浄化に塩を用いるのは避けましょう。
太陽光も、やめておいた方が無難かもしれませんね。
あと、古代日本の翡翠文化に興味のある方は
「奴奈川姫(ぬながわひめ)」「越の国」という言葉も調べてみると良いでしょう。
翡翠のいかにも東洋的なしっとりとした佇まいを感じていると
万物が調和のうちに、不老不死と豊かさを享受し
それぞれの精神性を高めていくことのできる世界の実現、
COBRA情報的にいうならアセンション後の地球
・・・みたいなイメージが湧いてきました。
<過去記事>
秋分統一瞑想にお勧めの石
https://ameblo.jp/cadukeus/entry-12312707124.html
コブラによる鉱物紹介
https://ameblo.jp/cadukeus/entry-12259118231.html
日本の石(国石)ヒスイに
https://ameblo.jp/cadukeus/entry-12207367572.html