昨日の記事で 東洋医学の話がちょっと出たので
健診について ちょっと私見を書いてみようかと思います![]()
最近 TVCMなどによく登場するようになった言葉で
『未病』という概念があります![]()
これは東洋医学用語の一種で
まだはっきりとした病気には 現れていないけれど
詳しく問診をしたり 診察をしたりすると
実はもう異常所見が現れているので
「この段階で 治療を始めたり
生活習慣を改善したりした方がいいですよー」![]()
という 状態のことです
いつも 現代医学と東洋医学を比べてみると
現代医学の特定健診や 基本健診は
『未病』を見つける手段なのではないかと 私は考えています![]()
例えば 肥満 高血圧 高脂血症 糖尿病etc.…
これらは 健診で見つかる場合
自覚症状を伴わないことが 多いですよね![]()
けれども 放置すると
脳卒中 虚血性心疾患 感染症 腫瘍などなど
大きな病気になる危険性が云々…といわれていますね
つまり 上に挙げたような病名の数々は
病気の兆候を 大病の形で現れるよりも前の段階で見つける
つまり 現代医学の技術をうまく活用して
『未病』を 発見しようとしているのではないか と考えています![]()
そうすることで 早めに 生活習慣を改善したり
治療を始めるなど 対処をして
もっと深刻な病気に移行してしまうのを
未然に防いでいるわけですね![]()
そういう意味では 健診や人間ドックの類のうち
少なくとも 「特定健診」か「基本健診」は
ぜひ毎年受けた方がいいと思います
そして もし何かひっかかってしまった場合には
「未病が見つかった!
この段階で分かっておいて良かった!
今のうちにまじめに対応すれば
本格的な病気にならなくて済むかも!」
という姿勢で しっかり 治療に取り組むのが
正しい受け止め方かと 思います
人間ドックや 各種がん検診については
別の要素が絡んでくるので 今回は省略しますが
人間ドックを含めて がん検診についても
受診の段階では ほとんど自覚症状がないと思いますので
うまい具合に 早期発見 早期治療できた場合には
「未病のうちに見つけて治せた!」![]()
![]()
![]()
と解釈して良いのではないでしょうか![]()