久々に、身の詰まった夢を見た。
ここ最近疲れていたからか、夢は見ていたんだろうけど覚めてからは記憶にないものばかりだった。
自分は今までに見た夢はだいたい覚えている。
“だいたい”というのは話の内容ではなく、見た回数。
流石に全ては覚えていない。
そして正確な年月も分からないけれど、内容だけはハッキリ覚えているし、その夢の雰囲気も覚えている。そしてその雰囲気が別の日に見た夢の中で繋がることもある。
明らかに地元のある場所から連想したであろう場所から構成され一つの街となり、建物もあれば電車も走っている。
夢の中での自分は基本一人称視点、FPSである。
そして登場人物は自分が気に掛けている相手や知っている人や興味のある人しか出てこない。そんな淋しい世界観ではあるものの、街からは生活感が滲み出ている。
色は基本付いている。
人はやや薄めの色をしており、背景は濃い色をしている。
興味がない人でも夢に登場することがある。
小学校の頃のものであったり、中学の頃でもある。
そしてその人達は、自分が最後に会った時の状態で接してくることが多いけれど、稀にその延長線で会話が進行することもある。
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そして今日、これらを含む雰囲気を感じる夢を見た。
場所は商店街裏にある三階建てほどの雑居ビルが建ち並び、その内一つの空きビルの屋上から夢は始まる。
真っ白なビルの屋上に立ち、ある人(顔は覚えていない)から指定されたビルへ行くよう指示が出されたので階段を下りている。
下りきったところで左に曲がり商店街を通ることに。
暖色系の明かりで照らされたアーケードに入り、右へ曲がる。
アーケードを真っ直ぐ進み、また左へ曲がる。
ここで踏切があり、立ち止まっている人の後ろに並ぶ。
そして画面が暗転し、気がつくと大学のアトリエ棟の正面玄関に。
用はないと思い帰ろうとすると声を掛けられた。
その人は高2の頃から好きだった人だ。
いろいろ怒られていると、また一人声を掛けてくる。
会う度にハグしてくる男友達だ(変な意味はなく)。
彼の傍らには高3の終わりに、金銭がらみでもめていた友人もいる。
歩きながら話をしているといつの間にか場所が変わっている。
そこは地元の神社の前の道に似ている。
歩道を歩いていると、すれ違った人から呼び止められる。
その人は中1の頃同じクラスだった女の子だった。
今はどうしているか等の話をした後、彼女は問題になっているマンションから出てきたところだと話した。
(その問題とは夢の中の話で、これも違う日に見た夢で語られていた話題。マンションのベランダが焼けるように熱く、太陽の日の光が常に降り注いでいるため人体に影響を及ぼす、という曰く付きのマンション)
そりゃ大変だ なんて話していたら、マンションの隣の駐車場からやってくる男に声を掛けられた。
彼は小・中と自分をいじめていた1グループのリーダー格にあたる人物だった。
こちらが構えていると彼は、『あの頃はすまなかった』と謝罪してくれたのであっさり話をする。
3人で他愛のない話をしている最中で目が覚めた。
・・・・・・
この様に自分が見ている夢はある一定のテンポで暗転して別の場所に移動します。
何もない、ただ普通に会話をするだけの夢ならば。
イヤになるほど苦しくなる夢は、目が覚めるまでその苦しみを味わえさせられます。
どうイヤな目に遭うのかと言いますと、普通に歩いているのに全然前に進まない夢です。
よく夢に出てくる場所は中学の頃の通学路。
毎回決まって学校からの帰り道という設定になっている。
歩いても歩いても、カタツムリが這う様なスピードでしか進まない。
足かせを付けられた様に思うように動けなくなる。
付けられたことはないけれど。
早くその目的の場所まで行きたいのに行けない苦しさ。
実に目覚めが悪いです。
こういう夢もよく見ますが、今回見た夢は良かった。