小学五年くらいの時、防犯の為にと全校生徒に防犯ブザーが配られた。
その名を「みをまもるくん」。
黄色いひよこ饅頭のような形をし、青と赤の丸いボタンが一つずつついていました。
当時の僕はすでに荒んでいて、受け取ったその日で「みをまもるくん」を大破させました。
その時何を考えていたかは覚えていませんが、今になって考えてみました。
恐らく “変な人から身を守ることは出来ても、いじめからは守ってくれないんだろうな”...みたいなことを思っていたんじゃないかって。わかんないんですけど。
まぁ今思えば、小学校のときのいじめに比べ中学の方がきつかったですね。
中学入るなり相当たちが悪くなっていたと感じます。
今なら閃光手榴弾を貰った方がテンション上がるかも。
話を戻して
防犯ブザーを受け取った子どもは皆、用もないのに鳴らしたがるものなんでしょうね。
といっても確か上級生はそんなことしてなかった気がします。
下校時になるべく集団で帰っているのに『ビービー』だの『ヴァンヴァン』とやかましかった。あれじゃいざというときがわからない。
ま、偉そうなことは言えないのですが。
貰った当日で大破させるなんて “野球部に入って三日で自主退部”するよりたちが悪い。
実際その“自主退部”のやつも自分と同類だったんですけどね。
捻くれている という面で。