私にはスタートだったの、あなたにはゴールでも
僕は昔、大手の住宅会社で営業マンをやっていた。
競合相手だった他のハウスメーカーに転職した昔の仲間に聞いてみると、
今も昔と同じように、或いは昔以上にノルマ達成が厳しいそうだ。
ハウスメーカー、或いは地域でも百棟を超える着工棟数があるようなビルダーだと
営業マンの年間受注ノルマは1.5億~2億円である。
大雑把な言い方をすれば、理想は月一棟、最悪でも三ヶ月に一棟は受注を
取って来い!毎月高い給料払ってるんだから、というのが経営者のホンネである。
でも月の頭にノルマ達成、なんてことは余りない。
キャンペーンだの(実は年中開催)、年度末だから値引きしますだの(当然契約の
金額に乗っている)、契約してくださいお願いします!である。
(カッコウつけてそれを言わない営業マンもいるが、ホンネは同じ。)
お施主からすると、色んな会社と比べて、あれこれ資料を取り寄せネットで調べ、
判らないなりに勉強を重ねて、迷った挙句に信じた会社、これから宜しくね!
あなたのこと、信じてるわ!と、まるで結婚する女性のように夢を膨らませている。
でも、信じてもらった営業マンは、というと「あー、この契約でノルマ達成率80%か、
やれやれこれで月末〆切だな・・・」などとソロバンをはじきつつ、明日になれば
来月のノルマに向けて販売目標を立てて次のお客を求めて動き出すのである。
当然、彼の熱意は次のお客様をオトすことに注がれる。
私にはスタートだったの、あなたにはゴールでも。
結婚を契約に置き換えてみれば、これまた良くある話なのだ。
・・・だから、今の営業マンはこういう言い方をするように教育される。
「当社は営業ノルマはありません、お客様第一の営業がモットーですから」
「当社の住まいは満足度が高く、紹介のお客様が多いからノルマがないんです」
「私どもはご指名のお客様方が多いです。 お客様が多いからノルマはありません」
--------でも、実際には月末ですから、キャンペーンですから、ご紹介ですから、
展示場ご来場のお客様ですから特別にオプションを、値引きを、と押してくる。
設計や工事管理などの仕事をしない営業マンは、言うまでも無くお客を契約に導く
接客業務として雇用されている。
契約が獲得できなくても給料が出続ける、ノルマが無くてお尻を叩かれない会社。
そんなものがあるなら、彼らに支払われ続ける給料は、誰が出しているのだろう。
高い利益率、つまり叩かれる原価、外注費。 要するに見積もりに乗っている。
彼らが口にする耳ざわりの良い言葉。 それが嘘だったとしても。
仕方が無い、大手は皆、沢山の社員全員が生きていくための船のようなもの。
内勤社員の給料分も、株主の配当金も、テレビのCMに支払う多額の広告料も、
展示場の借地代も、とにかく稼がなければ。というのが実態なのだそうだ。
僕がハウスメーカーを辞めたのは他にも大きな理由があるけど、
僕は家造りに興味があってこの業界に入った。
お施主との人間関係は大切な財産だが、ノルマに縛られ契約獲得高を追うために
この業界に入ったわけではない。
家造りをもっともっと知りたい、こんな家が出来ないか、こういうことは出来ないか、
そんなことを一杯考えて知識や経験を積み重ねてみたかった。
勉強を重ねて、設計も施工も関わって、ちゃんとこの手で家を造りたいと願った。
休みも取れないし収入も大手にいたときよりも勿論低いけど。
やりたい仕事、やりがいのある仕事をさせてもらえる喜びは、人生そのものを
手に入れた喜びの一つとも言い切れる。
ひーひー言いながら毎日を暮らしているけれど、僕はとりあえず今のところ、
中々幸せな奴だと思う。
IT企業の社長で財力はあります、貴女と知り合いになりたいのです。だと。
簡単な自己紹介ですけど、IT企業の社長をしてまして、やっと業績が安定してきたので
良き出逢いはないかなぁ~と思っていたところ、普段まず使わないamebaにログインしたら、
ふと貴方のことが目につき、つい声を掛けたくなってしまいました。
まずはメールから、趣味のこととかいろいろ話をしながら、仲良くしませんか^^v
ホンとamebaは滅多にログインしない上、仕事柄出先が多いので、
此方からメッセージをもらえればすぐに返事出来るのでお願いします。
http://www.idle.cjb.net/executives/
もろちん貴女にお金が掛かることはありませんし、僕的にはシンプルで使い勝手が良くて重宝してるのでぜひ^^
(同じ名前とプロフィールで参加してます)
がむしゃらに頑張ってきたので、「財力」他、それなりのモノは築きあげれました。
もし良かったらいろいろ大変なことを含め、相談に乗れれば嬉しいな~とも思ってます。
あ、でもいきなり会おうとか言いませんし、話が合って何か支えになれればいいなと思ってメールしたので、
迷惑だったらシカトしてください^^;
返事がなければ、自分もメールしませんし。。。
こんな感じですけど、実のところは返事をかなり楽しみに待ってるのでよろしくね^^v
kazama
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「攻殻機動隊」に登場する透明人間
一世を風靡した押井守監督の「攻殻機動隊」という近未来を舞台にしたアニメに
とても近未来とは思えないサイボーグが沢山登場する。
彼らは公安9課という荒事専門の警察機関なのだが、メンバーが使う「高額明細」、
もとい「光学迷彩」という透明人間化技術がある。
真っ白の服を着てスクリーンの前に立ち映写機で映画を写すと、透明とまでは
行かないが、その人物は非常に見えにくくなる。
もし、後ろの風景が服の表面に映されていれば当然「透け」たように見えるはずだ。
、というアイデア商品なのだが、現実にかなり昔から研究されており、最近では
マイクロサイズの撮像素子(小さなビデオカメラ)をびっしり並べた服で、素子の間には
それを投影する発色・発光素子がこれまた隙間無くびっしり並べられている、という
タイプ。
もう一つは、布地の素材そのものに当たった光が丁度光ファイバーの中を通るような
結晶構造を持っており、これを着ている人間の体を布地に沿って迂回して光が
抜ける、つまり背後の風景が透けて見えるというタイプがある。
勿論、自在に動く人間が着る服というものにそういう機能を持たせることが
どこまで技術的に可能なのかはまだまだ予想すら難しい。
例えば、服のしわではどうすればちゃんと「映像」が表示されるのか、
例えば、この服を着た人間同士が並んだらどうなるのか、レンズを除くように
風景がゆがんで見えたり、合わせ鏡みたいに風景の一部が無限に繰り返される
そんな映像現象が起きたりするんじゃないか、とも思う。
だけど、これが布ではなく、硬くてシンプルな形のものならどうか。
例えば、建物。
狭い場所ではどうしても日当たりが悪く暗くなる。 安いコストでこの技術が
使えるならば、敷地の境界線ギリギリに建てても家を通して陽が当たり、
しかも家の内部のプライバシーは見えない。
例えば飛行機や車のボディにこの技術を使えば、非常に視認しにくいものに
なるだろう。 そこら辺の道をそんなものが走っていたら棄権極まりないけど、
軍事目的や探偵がスパイの目的で使えばかなり効果的なのではなかろうか。
皇居の周辺、高層ビルが立ち並んでいる都市も、ビルの多くに透明化技術を
使えば、沢山建物が建っているけど、見た目には広々とした緑あふれる
公園に見える、なんて都市設計も可能になるかも知れまい。
空が見える天井(文字通り、青天井だ)なんかも造れるし、お化け屋敷なんかでも
かなり面白いことが出来るだろう。
逆に、物の表面に自在に映像を写すことが出来る技術というものは、
プログラム一つで様々なデザインになる(デザインを映す)服、とか
色の変わる車、ついでに車の表面がテレビのように様々な広告を映す
スクリーンになったり、光の屈折の仕方を制御することで「変身」できる
化粧品なんかも出来るかもしれない。
さって、仕事に戻ろう。![]()
