合格体験記(2015 三鷹中) | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

☆合格体験記(2015 三鷹中:松村さん)

私が学志舎に入ったのは5年生の時でした。第一印象は「静か」でした。他の塾に体験に行った時はとてもうるさく、みんなしゃべっていましたが、学志舎はみんなが集中して勉強していました。私は「みんながしゃべっている方の塾が楽しそうだな。」と思っていました。しかし、母に「学志舎の方が良いよ。」と言われ、学志舎に入りました。でもしばらくすると「学志舎は勉強がはかどっていいな。」と思うようになり、母の言っていた意味がわかりました。

 

入塾し始めの私はやる気に満ちていましたが、だんだんと宿題が面倒になり、「直し」を自分一人でできる状態までやらなくなりました。6年生の初めまでそんな調子でした。しかし、ある時、宿題の範囲を復習で解く授業がありました。私は当たり前ですが、全くできませんでした。そこで当然、布施先生に叱られました。そして「これから自分がどうしたいのかを書きなさい。」と言われました。私は今まで“これからどうしたいのか?”なんて考えたことがなかったため、すごく悩みました。そして、悩んだ末、“三鷹中に合格するために自習に来る”と書きました。それ以降、やる気を取り戻し、宿題もしっかりするようになりました。しかし、それでもやる気が出たのは初めの2週間くらいだけで、宿題はやり続けたものの自習にはあまり行かなくなりました。そんな時、祖母に「無理して受験しなくていいんだよ。自分の好きなようにしなさい。」と言われて、「もう受験なんてやめたい」と思うようになりました。夏休みあたりのことでした。しかも私は合唱サークルに入っていて、歌が大好きでした。そのため夏休みにある合唱コンクールに向けて、どうしても合唱を優先させてしまいがちでした。また、茶道、着付け、ピアノなどの習い事も続けていました。

 

そんな私の「やる気メーター」が最低のところにあった頃のことでした。宿題をやる時は必ず、最初に作文を書くほど、作文を書くのが楽しく、好きだったのですが、ある日、作文を添削してもらった時に布施先生にすごくほめられました。私はそれがとてもうれしく、自信をもらいました。それをきっかけに私の「やる気メーター」はぐんぐん上がっていきました。さらに布施先生に「君なら受かると思う。」と言われたこともあり、すごくうれしく、塾が楽しくなりました。

 

けれど、私には1つ心配なことがありました。それは、(合唱サークルに入っていると受験に受からない)というジンクスがサークル内であることでした。実際に今までもそうでしたし、サークル内で受験する6年生がいなかったので余計心配でした。このことを布施先生に相談してみると、「そのジンクスは1000人中、1000人がそうだったわけじゃない。これまでが、たまたまそうだったわけで、自分で大丈夫と思えば、大丈夫。だから大丈夫。」と言って下さいました。私はそれを聞いてさらに自信を持つことができました。それからは作文を書く毎に、すぐに添削してもらいました。書いていくうちに、直さなければいけない点がたくさん見つかりましたが、そのたびに改善していきました。過去問の分からない部分は授業で布施先生が分かりやすく解説して下さったおかげで、分からずに終わる問題はありませんでした。とにかく悔いの残らない結果にしようと、日曜以外の日は自習に行くようにしました。習い事がある日もできるだけ塾に行き、合唱とも上手く両立させることができました。

 

本番当日はこれまでの模試の結果が良くなかったので、心配でしたが、「大丈夫だ。」と自分に言い聞かせました。作文の方は自分の最大限の力を出すことができました。適性検査の方は“解く順番”や“計算はあとにする”など塾で教わったことを思い出しながら、解きました。答えが合っているかは心配でしたが、2問以外は全部答えることができました。いつもはそこまでできたことはなかったので、これまでにない達成感を感じることができました。合格する自信はあまりありませんでしたが、“これが自分の全ての力”というものを出すことができました。

 

合格した時には本当におどろき、母に何度も聞き返し、インターネットで何度も確認しました。とてもうれしかったです。最後に応援の言葉をたくさんかけてくれた両親、私のやる気を引き出して下さり、作文を何度も添削して下さった布施先生、集中できる環境を作って下さった塾生の方々、本当にありがとうございました。

 
 

◎親御様メッセージ(2015 三鷹中)

この度、娘が「都立三鷹中等教育学校」へ合格することができました。そこで親の体験談を投稿させて頂くことで、これから都立中を受験される方々の一助となれば嬉しく思います。我が家では小4の時に都立中高一貫校を受験しようと決め、1年間通信教育を受けていました。小5になる時には通塾しようと決めて塾探しをし、いくつかの資料請求や見学をしました。学志舎では当時、都立中学合格者はまだおられませんでしたが、自分の子どもが勉強に集中できる環境かどうかということを1番に考えました。学志舎を見学させていただいた際の率直な印象ですが、生徒さんの集中力、静かな授業環境に感心しました。また、整理整頓されゆとりのある教室スペースに好感を持ちました。さらには「塾長が1人で全教科、全生徒をみて頂ける」ということにも安心感がありました。娘は小3から学校の合唱サークルに燃えており、本人の中では小6になってもそちらが1番に優先されていました。学校の宿題、塾の宿題はこなしていたようですが、6年生になってからも自宅で受験勉強という形での自主学習はほとんどしていなかったように思います。自分が中学受験をしたことがないものでよくわかりませんでしたが、これで良いものか?と心配になり、インターネットで調べて良いといわれる参考書を4科目一式購入したことがありました。しかし、これがなかなか難しく、私も一緒にやってみましたが、本人は全くやる気なく、長続きしませんでした。

 

そこで6年生1学期頃に、希望して面接させて頂き、またメールでもご相談させて頂きました。塾長から「参考書や問題集は本人も一緒に選ばせてあげないとダメですよ。」と言われて、なるほどと思い、購入した参考書はお蔵入りとなりました。また、「習い事などでチャレンジできることはやってみて、その中で勉強との優先順位をつけて取り組んでいけばいいですよ。」といったアドバイスも頂きました。夏休みは合唱のコンクールがありましたので、夏期講習に参加しつつも、本人の意志を尊重し、合唱サークルを第一優先にしていました。終わった後に受験勉強に集中してくれれば良いと願っていましたが、夏休み明けても全然身が入らず、さすがに私もイライラとして怒ったところ、本人も「私は受験なんかしたくなかった!」という言葉もあり、私の中にも複雑な葛藤があった時期でした。

 

受験勉強にエンジンがかかり始めたのは6年生の秋です。かなり遅いと思いました。しかし、この急にやる気になり始めたのは、塾長から作文を褒められるようになってからだと思います。とにかく塾長の言葉は娘には大きく響いていたようです。こちらが言わずとも塾に行き、自習をしていました。娘は「過去問は全然わからないし、全然解けない。」と言っていましたが、繰り返しやっていたようです。自宅では他のことに気になってしまい、集中できないようでしたので、学志舎で自習できる環境があり、本当に良かったと思っています。冬休みは午前も午後も塾での自習に費やした日がありました。私としては結果がどうであれ、体調万全で全力を尽くして本番に臨んで欲しいと思っていましたので、とにかく健康管理だけを考えており、早寝早起きと食事はしっかり徹底させようと思っていました。当日試験のあとは「合格する自信は無いけど、今までで1番できた。」と良い顔で会えたので、ベストを尽くせたようで良かったと思いました。模試での偏差値もそれほど良いわけでは無かったので、厳しい受験になると思っていましたので、結果を見た時は驚きの方が大きかったです。受験勉強のやる気を引き出して頂いたこと、いろいろなことにチャレンジすることの大切さを教えて下さった塾長に感謝しています。本当にありがとうございました。