尊敬する方との再会 | 「都立受験」のプロフェッショナル(学志舎)

滋賀に帰省する際に必ずお会いしている人が、

尊敬する塾経営者の方です。

私が19歳の時にお会いし、“いつかはこんな人になりたい”と

今も憧れ続けている方です。
そして恐れ多くも「学志舎」というお名前を頂いた方でもあります。

今回は約1年ぶりの帰省ということで久しぶりにお時間を頂戴しました。
その方はもう30年以上、塾を経営されておられますが、
・HP(ホームページ)なし
・合格実績の発表なし
・体験授業なし
・ずっと同じ文面のチラシ(しかも白黒)
といった他の塾では信じられないようなPR手法ですが、
各学年、常に満席状態の地域NO.1実力&人気塾です。


また合格実績も1校あたりにすると、おそらく滋賀県NO.1、
関西でもトップクラスではないでしょうか。

(その方の塾は1校のみ。理由は指導力の質を下げたくないからとのこと)


先日、ずっと疑問に感じていた「合格実績をなぜ出されないのか?」をお聞きすると、
「保護者の方や子供達が十分に知っておられるから特に必要ないのです。」とのお答えでした。


これは私にとっては衝撃的な答えでした。


新規面談の際には保護者の方から、


「今年、●●高校にたくさん合格されたそうですね」

と言われるそうです。

※●●高校とは

京大・東大に合わせて100名以上の合格者を出す関西トップ3に入る私立高校です。


PRせずとも地域の人は知っておられる。

しかも合格実績というオープンにしていなければ、分からないものまで。

それぐらいそこに通っている塾生が注目され、

親御様の間で話が上がっているのだと思います。

本当に凄いお話しでした。


またこれは知り合いの学校の先生から聞いた話ですが、
近隣にある学校の“学年1位の子”が通っている塾はどこ?という話題になると、
その塾の名前が挙がるそうです。

確固たるブランド力です。

私はまだまだその方の足元にも及びませんが、
せめて情熱だけでも勝負できるように、頑張り続けようと思います。

お会いする度に新しい発見があり、勉強になることばかりです。
一言たりとも聞き逃さないと、話は深夜まで及びますが、
ずっと生徒の気分で集中してお聞きしています。

実は私自身、その塾の出身者ではありません。

が、一番その方に長い時間教わっている人間かもしれません。


その方の授業を受けることができた人達を本当にうらやましく感じます。
小中学校の時期にその方の元で学び、勉強習慣をつけることができれば、
私の人生もきっと大きく変わっていたことだと思います。

ただいろいろ巡りめぐって、その方と出会い、その方に近づきたいと思った結果、
その方のまっとうな教育、まっすぐな教育、努力の尊さを伝え続ける教育。

そんな教育がどこまで東京で通用するか?

試してみたいと思い、この三鷹の地で開業し、早3年が経ちました。


毎回、帰省する度にその方にどこまで近づくことができたか?

このことを確認しようとしている自分がいます。

関西風に言うと、「必死のパッチ」で近いようで遠い目標に向かっている感じです。

その方との出会いに本当に感謝し、少しでも近づけるように私自身、
また気を引き締め、塾生と向かっていきます。


さあ、今日も問題に向き合いながら自分と向き合っていこう。
そして自分というものを知り、その能力をどんどん伸ばしていこう。