家作りの際に、畳1枚にすっぽり納まってしまう小さな
書斎兼PCスペースをLDKの一角に設けました。↓
左右にIKEAの書棚、BILLY。W800×D280×H2020、各\8,990-。
机は通販で買ったもの、椅子はIDEEのラビットチェアです。
広さとしてはかなり最小だと思います。
理想を言えば、1坪ぐらいのスペースが欲しかったですね。
プリンタ複合機が、本棚からはみ出して設置という状態に…
ここをすっきり見せようとするなら、
本棚の幅よりも袖壁を50mm長めに作ったので、その部分に
スクリーンを設置して隠すこともできますが、多分やらないでしょう。
来客の少ない我が家は、見栄えより普段の使い勝手重視です。
うちにとって重要だったのは、「LDKの一角にある」ということ。
家にいる時は、家族と一緒にリビング・ダイニングで過ごします。
ここは我が家の情報拠点。
書類をコピーしたり、旅行の計画を立てながら色々と調べたり、
仕事関連の資料を準備したり、全てLDKに居ながら完結します。
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ここからは、一般論のお話。
家作りにおいて、「書斎を作りたい」という
要望を持っている方は少なくないと思います。
その場合、一般的な間取りにおいては、2階に4帖半~6帖程度の
独立した空間を希望するケースが多いのではないのでしょうか。
僕の大好きな建築家の、故宮脇檀(まゆみ)さんは、自著の中で
「男に書斎など要らない」というタイトルでこう書いています。
…書斎なんて止めなさいよと反対したのには当然理由があった。
それまで私が設計した数軒の住宅の書斎が、使われずに
ほとんどがみな死んでいることを知っているからだった。
宮脇さんが設計した、医者や大学教授の家ですら、
数年後には納戸になったり娘の部屋になったりしていたらしいです。
書斎を最も必要としそうな職業の人でもこの有様なのだから、
サラリーマン家庭の場合は言わずもがな。
書斎を作る方は、計画的に。
なお、上記で引用した宮脇さんの本はこちら。↓
家作りの参考になるかと言えば、微妙です。
文体は、綾小路きみまろ風とでも言いましょうか。
茶化している表現がたくさんあり、読み物としては面白いです。
もう15年前の本ですが、本質を突いている部分もたくさんあります。