「なんでこんなに格差社会になちゃったんだろうね」
先日、街角インタビューで、おばちゃんが不思議そうな顔をして述べました。
ワタミ過労自殺訴訟の和解成立
居酒屋の『和民』を運営するワタミ子会社で働いていた森美菜さん(享年26歳)が過労自殺し、遺族が会社側と当時ワタミの代表取締役だった渡辺美樹氏らに損害賠償を求めて東京地裁に起こした訴訟は、12月8日和解が成立し、ワタミ側が謝罪し1億3365万円を支払うとのこと。
亡き娘に「ここまできたよ、と言いたい」遺族が涙したとのことです
・自殺した美菜さんは2008年4月、“正社員として”同社に入社。
連日、深夜・未明にまで及ぶ長時間労働を強いられ、休日も、研修や渡辺氏の著書の
レポート作成などに追われ、入社から2ヶ月後、マンションから飛び降りたとのこと。
このワタミ過労死自殺訴訟で、遺族と会社側の和解が成立し、当初は過労死を否定していた
当時のワタミ代表取締役だった渡邉美樹氏が12月8日、公式フェイスブックページを更新し、
「もっとも重い責任は、私にあることを認めます」
「今回の事実は、とり返しのつかないことであり私の人生最大の反省点であります」
というコメントを発表し、自身の罪の重さを認め謝罪しました。
この当時ワタミの代表取締役だった渡辺美樹氏は今何をしているのでしょうか?
堂々と国会(国権の最高機関)の参議院議員として努めていらっしゃいます。
さあ皆さんに問います!
昔からブラック企業のうわさが絶えなかったこのワタミの当時代表取締役だった‘渡辺美樹氏’
を国会議員として選んだのは誰でしょうか?
冒頭の
「なんでこんなに格差社会になちゃったんだろうね」
と街角インタビューで述べたおばちゃんに、私は、「こんな議員を誰が選んだのですかね?」
と問い直し、そして国会議員は宇宙から飛んできて勝手に政治をやってるわけではないですよ。
誰かが選挙で選んで国会に送り込み、その議員が
「こんなに格差社会」にしてしまったんですよ」と返答したいです。
民主主義は自業自得主義。
選挙において軽はずみな選択は、国民自身に跳ね返ってきます。
“身の丈以上の政治政府は享受できない”と言うことわざが、すべてを象徴しています。
肝に銘ずべきだと思います。
※国会とは
日本国憲法において、国会は「国権の最高機関」であって、「国の唯一の立法機関」と
位置づけられている(憲法41条)。
また、「国民の代表機関」としての性格も有する(憲法43条1項)。
---------------------------------