日本郵政西川氏が 亀井郵政担当大臣の助言(?)を受けて10月20日辞任しました。
当然来るべきものが来たというのが私の感想です。
鳩山元総務相と西川郵政社長との確執。 まだ記憶に新しいですね。
この国の行く先は誰が決めるのでしょうか?
それはこの国の主権者である国民が選挙を通じて決めます。
これは民主主義の常識です。
この国の行方を決めるのは、結果的に良くも悪しくも主権者である国民によって決まります。
その主権者である国民によって総務大臣が決まり、その主権者が選んだ大臣が、簡保の宿など
不透明な事例他を挙げて辞めるべきと暗に告げたにもかかわらず、一民間人の西川氏が社長の
座に居座り、知らぬ顔。
挙げ句の果て、最終的に国民から選ばれた大臣が 首切られて辞任!
こんなバカなことがあって良いのでしょうか? バカバカしくてあきれてしまいます。
民主主義は主権者から選ばれた人こそが王様なのですよ。
こんなおかしな事を厚かましく行ったこの郵政社長 西川氏。
郵政民営化は賛否両論ありますが、このこと一つ取っても西川氏は辞任に値する行為です。
ひょっとして西川氏は、郵政の社長は、この国の主人公主権者よりも偉いと思っていたのでは?
戦前の古い人ですから、そう思っていたのかも知れません。
そうだとしたら、無知で図々しいとはこのことです。
今回の辞任で、やっと民主主義国家としては常識的な決着としておさまりました。
これも政権交代のたまものでしょう。
やっと民主主義的な国家稼働と言える状態になってきたと私は見ています。
辞任した日本郵政・西川社長の後任に、元大蔵事務次官の斎藤次郎氏が内定しました。
鳩山首相は
「亀井大臣からその話をいただいた時には、かなり驚きながら、なかなかこれは相当なつわもの
な方だから、面白いかなと。もうすでに大蔵省を辞めて14年たたれていますから、本当に能力
のある方ならば、認めるべきでないかと」と述べたそうです。
民主党が日頃から強調していた「脱官僚」と一見食い違うような人事ですが、コメントにもある
ように、「大蔵省を辞めて14年経つ」。そして、その後民間企業で実績を上げているという事実
から、「脱官僚」の主旨とは大きく食い違わないとのコメントです。
これには賛否両論あるでしょうが、もしこの後任人事が不満ならば、主権者である国民は、
次回選挙で「ノー」という意思表示が出来ます。
国民としては歓迎すべき今回の郵政人事関係の出来事でしたね。
政権交代と共に、真の民主主義も始動しはじめたようです。
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