子育て母を支援する賃貸住宅、旭化成ホームズ
(ケンプラッツ 2012/02/06)
旭化成ホームズは、子育て中の家族向け賃貸住宅「へーベルメゾン 母力(BORIKI)」を2012年後半に首都圏で発売する。母親のための情報・ソーシャルネットワークサイト「お母さん大学」との共同研究で開発した。9月に東京都武蔵野市にプロトタイプ1号棟が完成する予定。1月31日発表した。
へーベルメゾン 母力では、各住戸のアプローチ動線上に入居者のコミュニケーションスペースや遊び場を配置。住戸の間取りは中庭や廊下などの共有スペースに面した玄関側に、LDKや土間空間を設けて互いの気配が緩やかに感じ合えるようにする。
お母さん大学は、トランタンネットワーク新聞社(横浜市)が運営する母親向け情報サイトで、共同研究を基に建物とサービスを設計。「子育てで気軽に助け合える仲間がいる」「互いの子供を自然に見守れる」など子育て中の母親にとって重要なポイントを抽出して反映させた。建築費用は一般的な集合賃貸住宅とほぼ同等となる。
また、入居者向けに独自の子育て支援サービスも用意する。お母さん大学での入居者募集、子育て重視の住民憲章の制定と説明、お母さん大学参加者による子育てサポーターの組織などで、入居者募集から入居後までをカバーする。