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定休日を利用して富山に行って来ました 目的地は、北陸唯一のウイスキー蒸留所 三郎丸蒸留所 です 日本酒の酒蔵・若鶴酒造さんの蒸留所で、その歴史は古く1952年にまで遡ります サンシャインや若鶴、といったいわゆる地ウイスキーメーカーなのですが近年、酒質を向上すべく蒸留所を改修したり設備を入れ替えたりと意欲的な取り組みをなさっています 昔の建屋を上手く使いつつ改修され、美しく雰囲気のある蒸留所でした ちなみに蒸留所名の三郎丸、というのはこの辺りの地名です 日本のウイスキー蒸留所といえば地名に因んだ名前になっていることから若鶴酒造さんもこう命名したとか 設備面で何と言ってもユニークかつ、今回の主目的が先週導入されたばかりのポットスチル(蒸留機)です 通常、ポットスチルは銅板を加工して作り上げるのですが、三郎丸蒸留所に新設されたのは、型を作って金属を流し込んで作成する鋳造工法によるもの 高岡銅器の梵鐘作成技術を応用したものでもちろん世界初 さらには素材が、銅約90%に錫約8%で出来ています これにより錫のならではの酒質を円やかにする効果が期待できるとのこと 銅器も錫加工品も富山の伝統的な工芸品ですので、非常に富山らしさを感じさせつつ、かつ原酒のクオリティにも良い影響が期待できるということで、一石二鳥、三鳥といった感じですね 三郎丸蒸留所は仕込みを全量ピート麦芽で行なっているという原料の面でもユニーク 熟成のメインはバーボン樽だそうですが、樽倉庫の中には、富山産ミズナラで出来た樽や、マンサニージャと書かれた樽もあったりと樽使いでの展開も楽しみです (実際にお邪魔してみて、想像以上に樽の数が少なくてびっくりしましたが) 蒸留所では限定ボトルの試飲や販売もありました、新設備でのニューポットも近々、飲めるようになるかと 少し前までは北陸の地ウイスキーというイメージでしたが、近年の新しい取り組みは今後に大いに期待したいと思う訪問でした #bar #barcacoi #higashiginza #東銀座 #歌舞伎座裏 #木挽町 #バーカコイ #バー #ウイスキー #シングルモルト #若鶴酒造 #三郎丸蒸留所

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