感覚の符号化 | CACHETTOID

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Art is long, life is short.
一人の人生で得ることのできる知識や経験は、ひどくちっぽけなものですが、僕らは巨人の肩の上に立つことにより、遥か彼方まで見渡すことができます。
文学、芸術、神経科学、哲学、思考などを自由に展開していくブログです。

カンデル神経科学から。

感覚受容器は1種類の刺激エネルギーに応答する
各感覚器官に複数のサブクラスの感覚受容器が存在する
神経発火パターンによって感覚情報が脳へ伝達される
感覚ニューロンの受容野は空間情報を伝達する
 
感覚の始めの器官はもう研究されているので、それ以上の追求すべきものは少ない(個人的見解)
 
感覚の勉強は結局カメラの原理とか医学以外の知識も必要であると思う。(個人的見解)
 
神経生理学者たちの直感
 過去の経験に基づく類推
 感覚的な情報処理ではなく認知的な処理の結果
 
感覚系に共通する構成原理と情報を符号化するメカニズム
 
 
数千から数百万の軸索が数百まんの神経細胞によりシナプスを介して中継される
 
情報は比較的単純のものから認知の基盤となる複雑なものに変換される。
 情報という大まかなくくりになっているのでいつもそこでつまづく・・・
 
脳の高次中枢で、情報処理の初期段階へ情報をフィードバックする。
 →入力される感覚信号を修飾し再構築する。
 つまり、感覚は外にあるものが体の内部で再構築されているので、自分が感じることと他人が感じることが異なる。
 
哲学的な問題へと発展
 我々が経験する感覚はそれを引き起こす刺激を正確に反映しているのか、それとも、われわれの外界の認識は本質的に主観的で不正確なものであるのか。
 
僕は後者だと思う。
 
George Berkeleyの問い(経験論者)
「もし、誰も聞いていないところで木が倒れる時、木は倒れる音を発するのだろうか」
 
 
Kant
 知覚は脳が創出するものであり、神経系の構造に依存している( apriori)アプリオリ知識
 
 
刺激強度の知覚は心理物理学的法則に従う
強度が違う二つの刺激をどのように区別するのか?
感覚強度を数式で定量化する。
Weber(1834)
 ΔS = K・S
ΔS 参照刺激(第一の刺激)Sと第二の刺激との識別可能な刺激強度差の最小値 =最小可知差異(just noticeable difference)
K 定数
 ようは始めのSが大きければ大きいほどΔSは大きくなる(ΔSが小さければ判別できなくなる)
 Sが小さければ小さいほど小さい差も検出できる。
 
Fechner (1860)
 I = K log(S/S0)
I 感覚強度
 
logよりも累乗で表されそうだ
 I = K (S-So)^n   :: : Stevens(1953)
 
感覚強度というのは、自分自身で感じる痛みのこと。
つまり、Stevensに従えば、最も痛い(本当はあまりいい表現ではないことになる。そもそも、最も痛いがどこを基準と考えているかが不明だから)刺激(S0)を考え、自分自身が今感じている痛み(I)というのは、現実に与えられた刺激(S)とS0との差のべきに比例するということ。
S0の定義が難しく感じる・・・
 
 
感覚閾値(検出可能な最小の刺激強度)
 統計的に決定する
 心理測定関数(psychometric function)と呼ばれる関係がエアッレル
 2つのパラメータが異なっていると認識できる検出率
 
感覚強度の定量的標準化
1)恒常法(なんども同じ刺激をして同じ反応があるかどうか)
2)極限法(二つのパラメータが異なっているとわかるか)
3)調製法(同じパラメータを被験者が作り出す)
4)マグニチュード推定法(現在の主流)
 10分の何々で聞く方法は順序尺度
 
手の触覚受容器から記録された秒あたりの活動電位数は皮膚押圧の振幅に比例する。
=神経発火頻度と圧刺激強度は線形関係