進度、、、って気にされますか。気にされる方、多いですね。



どんな曲を(難易度などと言われているもの)弾いているか、進み方を気にされる方が、たまにいらっしゃる。



巷でよく言われていて、私が今更書くことも必要ないかもしれませんが、あえて、書きたい。



どんな曲を弾くか、より

どんな風に弾くかです。

簡単な曲は存在しません。音楽的に弾こうとしたら、全て難しいです。



すごく早いペースで進む人(子)もいれば、左右の手すら覚束ない人(子)もいます。一見、早いペースの人は「才能がありそう」にうつりますが


長い目で見ると、、、どうなんだろう。


ゆっくり進んでいても、素晴らしい成長をする人もいるのです。。。

比べるようなことをされず、じっくり育まれた美しい世界は、やがてその人の宝物になります。(ピアノ教室なので音楽の話にしていますが、内容はピアノに限らず。)



学校や塾、テストなどが生活の中心にあると、学年や某かで「この年齢域ではこれができないと」的なとらえ方や、順位の位置づけなどで自分の立ち位置を計るような癖がつきがちですが




この考え方をしすぎると、大人になっても

「何歳だから」「周りに比べて」のような、つまらない(すみません!)何かに制限されて、じっくり育まれる美しい自分だけの世界は、、、みつかりにくくなる。

ように、私には見えます。




習いに来ている人の中には、ご自分のためだけに弾く(人前では弾かない)方、もいます。弾くのも聴くのも好き。ただ一人で楽しみたいだけ。



それもよいな♪と思います。

前に出るだけが全てではない。



前に出たい人は躊躇いなく出ればよい。競いたい人はそれもモチベーションになるなら、よいと思います。本人が望むならば。



沢山弾きたければ弾き、生涯に一曲だけでよいならそのように。

そこに決まりはないのです。

上手くなければ、弾いてはいけない?まさか。です。弾けば良いです。

弾きたくなければ弾かないでしょうから。




音楽には(物事には)ルールがあるので、それはやってゆかないとなりません。

守るルールと、自分で決めてよい自由。



皆がよいというものが、自分にとって良いものとは限らない。



隠れ家の扉を開けてレッスンに来た人は

「心の底で何を望むのか」

一緒に探そうと思っています。



1人1人、本当に宝物があり。

それはピアノであるかもしれないし、違うものかもしれない。それぞれに美しく。



、、、いや、とりとめもなくなってきてしまいました。これからレッスンです♪




大切なものは目に見えない(サン・テグジュペリ 星の王子さま)



早く進む者が、先に到達するわけではない。(宮部みゆき・ブレイブストーリー)