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『さよなら「銀河」――減りゆく寝台列車のライバルとは』

寝台特急の役目が段々終わりを告げてきた。主な理由は、時間短縮と料金の問題。時間が掛かって料金が高ければ利用者減少は致しかたない。

ここ最近、大阪から西の移動に関しては、飛行機を使用。新幹線より時短で安価。
そういうアッシでも、一度だけ寝台列車を利用。確か30歳の年を迎えた元旦の夜。
理由も無く、一人旅を希望。
この旅行の目的は、単純に坂本竜馬に会いたい。もうすでに天に召された方ですから、会えるはずは無い。高知の桂浜まで銅像を拝見して、海を眺めて同じ気分を味わいたい。
司馬遼太郎著の“竜馬がゆく”を読んだ方なら、この気持ちはわかると思いやす。
もちろん、完読。

年末にチケットを確保して、初日の出を列車からという都合良く物事は進まず、1月1日の夜出発。
出発当日の夜、親に何も告げず旅行かばんに、適当に着替えを積み込み、最寄駅から東京駅へ。
列車は、寝台特急「サンライズ瀬戸」(昔は名前が変わっていたかも)。当時、橋が繋がっておらず、宇野駅で宇高連絡船に乗り換えて、高松駅に停車。それから特急で高知駅。
寝台列車は、初めての経験。泊まりの一人旅も初めて。不安とワクワク感が入り混じった妙な心持ち。
元旦の夜、24時間コンビニなんてなく、デパート関係も大抵は、3日から福袋。神社仏閣以外は、静かな街。
乗客も、お仕事の関係で帰省をずらしたり等で数多くない。
二段式のB寝台。座席に腰掛けて、初詣帰りなのか、ほろ酔い加減のグループを窓越しから覗き込む。
発車のベルが鳴り、出発。しばらくすると恰幅の良いおじさんは、登場。アッシが上で、おじさんは、下らしい。
軽く挨拶を交わし、話が進む。男同士ですから、打ち解けるのは早い。聞くところによると、美術商の店主。名刺を頂いた時、仰々しい文字列で多少疑問が浮かんできたけど、
一期一会、これが旅に良さなんですね。
就寝時間となり、浴衣に着替えて、横にはなったが、慣れない硬いベット、一人旅に緊張。
おじさんのいびき、そして、レールの継ぎ目、殆ど休まらず、朝を迎えることに。
車内から見る朝に日差しは、移動しているのに、時間が止まるような荘厳な時。
おじさんは終点まで乗らず途中下車。こちらは、終点の宇野駅で下車、これから四国へ上陸。
寝台列車は、今のスピード時代には、完全に取り残されている。
今回の銀河の廃止により、残る寝台特急は「富士」「はやぶさ」「北陸」「日本海」「トワイライトエクスプレス」「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」「カシオペア」「北斗星」のみ。

終わる頃になってバタバタ騒ぐのが、この国の常。普段利用すれば無くならないにのにね。
飛行機、新幹線も良いけれど、あのような一期一会は、ありえない。

ブルートレインって良い響きですね。夜空を滑走する流れ星のように、深夜レールの上を滑走。
我慢強くて、体力とお金と時間のゆとりがある人はドウゾ<(_ _)>。