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◆ 中小企業の会議で決めるべきこととは
前回の記事の続きです。
会議で決めるべきことの中で一番、大切なことはなんでしょうか。
それは「責任を追及しない」という事です。
何かをやろうとすると、賛否両論あるのは当たり前。
それぞれの意見のメリットとデメリットをてんびんにかけて、やると決めたら関係するスタッフは全面的に協力しなければなりません。
そのために、賛否両論を戦わせているわけです。
賛否両論を徹底的に話し合い、決めたわけですから、その結果については、真摯に受け入れるべきです。
自社の実力が足らなかったのか、タイミングが悪かったのか、トレンドの読みが甘かったのか・・・
どんな意見が出たにしても、最終的に決済するのは社長です。
自らが決裁した案件の責任を部下に押し付けていては、前回の記事でも書いたように会議での発言が出なくなってしまいます。
部下の方が経験も知識も不足しているのですから、はっきりいって失敗確率の方が高いでしょう。
でも、失敗をおそれて挑戦しなくなったら、もっと深刻な事態が起こります。
つまり、市場の流れについて行けなくなって、いずれ、業界名簿からあなたの会社の名前が無くなってしまいます。
現実として、人間は失敗しないと学ばないし、成長もしません。
うまくいかなかったからと言って、その責任ばかり追及していては、部下の成長のチャンスを摘み取ってしまうことになります。
そんなことをしながら、業績を伸ばせと言っても、それは、よちよち歩きを始めたばかりの赤ちゃんに、いきなりフルマラソンを走れと言ってるようなもの。
我々、中小企業には優れた商品も、豊富な資金もありません。
唯一ある人材と言う貴重な資源を、優秀な人財に育てるためには、時間もお金もかかるものだと腹をくくって下さい。
そして、部下を信頼することです。
もっといえば、部下を信頼できるように教育するのはトップリーダーである社長の最大の仕事なのです。
信頼したら、任せることです。
もちろん進捗は気になりますが、そのまえに、いつまでに、だれが、何を、どのように、いくらの予算でなどを具体的に会議で決めましょう。
そして、例外なく決めたことは守りましょう。
例外なくとは、社長にも例外を認めないという事です。
良い会社にしたいと思うなら、民主的な経営をすることです。
ひとりの能力には限界があります。
そこを補うためにスタッフを雇用しているのですから、信じて頼りましょう。
そのための、権限もちゃんと与えて下さい。
具体的には予算を持たせることです。
予算も与えず、やれと言われても、無理。
新規開拓のために展示会をやろうと決まっても、その経費がなければできませんよね。
そして、大切な会議は検証会議。
会議で決まったことがちゃんと実行されているかどうかを定期的に報告する会議。
もし、なにか障害があったら、その場で話し合い、解決していきます。
いつまでに、だれが、いくらで、どのように など決まっていることを改善する必要も出てくることでしょう。
つまり、会議を生産的にするためには、決めるだけでなく、チェックする仕組みがあって初めて機能すると考えて下さい。
まとめると、具体的に決める。
決めたら守る。
決めたら、進捗を確認する。
そうそう、大切な注意点があります。
「できたか?」と問いただすのは部下の成長を止めてしまいます。
かならず、「どうなってる?」と質問するようにして下さい。
部下が具体的に答えれる環境をつくることで、お互いにより生産性があがる会議になるはずです。
社長だから偉いわけではありません。
社長の仕事をする人が偉いんです。
そして、社長の最大の仕事は後継者育成。
会議を有効に使う事で、後継者育成の何割かを補えます。
いろんな視点で会議を有効利用しましょう。
追記
ビジネススキルも必要だけど、その前に人間力を高めよう
本日もお読みいただきありがとうございます
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