率先垂範の勘違い | カカトコリブログ

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本日もコンサルの現場で出てきた、集客や営業に関する質問の中から販売や経営のヒントになるトピックをお届けします。


◆ 率先垂範の勘違い

「どっちが良いかは、目的に寄るんじゃないですか?」

率先垂範がリーダーには必須みたいに言われていますが、組織の規模やそのリーダーの役割などで、率先垂範が良いとは限りません。

言うまでもなくリーダーの一番の仕事は、部下の育成です。

具体的に言えば、自分に代ることができる優秀な部下の育成です。

体験では先輩をしのぐことはできませんが、知識や心構えは、先輩だからと言ってうかうかはしておれないはずです。

さらに、人間力ともなると、年齢には関係ないのではないでしょうか?

思うに、リーダーは部下から出来事に対する判断の仕方を見られています。

出来事は大きく分けると、いつも起きることと、たまたま起きたことに振り分けることができます。

いつも起きることなら、マニュアル化し、部下を教育訓練し、任せることが後進の育成につながります。

そして、仕事を任された部下は期待していることを伝えることで、俄然、やる気になります。

ここで、率先垂範を勘違いし、部下に任せないで、なんでもかんでも自分で抱え込んでしまうリーダーは仕事ができないリーダーだと評価を受けてしまいます。

なんと言っても、リーダーの一番の仕事は部下の育成なのですから。

問題は、たまたまの出来事です。

火事、強盗、横領、さらには戦争などの事件や事故、水害や大地震のような天災。

会社の歴史から見れば、何度目かの出来事かもしれませんが、ひとりのリーダーの在任期間中に起きる出来事としては「たまたま」に分類して構わないでしょう。

その、たまたまの出来事に遭遇した時にどんな対応をするか。

事態が上手く進んでいる時にはリーダーの出番はほとんどありません。

うまくいっている時にはマネージャーで十分なのです。

マネージャーの処理能力の範囲を超えた時が、本当の率先垂範の秋(とき)

本当に優れたリーダーとして尊敬を集めたいのなら、部下を信頼し、日常では仕事をまかせ、空いた時間で「たまたま」への備えをしましょう。

もちろん、無駄な努力終わることの方が多い事でしょう。

しかし、それが、リーダーの役目ではないでしょうか。

そんなリーダーの姿を見て、部下も次のリーダーとして気構えが育ち、自立自助できるようになるのだと思います。

ちなみに人間力のあるリーダーとは

部下の失敗の責任を自分の責任だと思える人の事だそうです。

多少の自戒を込めて。





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