すっごくかわいそうに感じたおじさんの話し | カカトコリブログ

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◆ すっごくかわいそうに感じたおじさんの話し

もうかれこれ、30年前のことになる。

大学を卒業し、岡山に返ってきたばかりの頃の事。

まだ、ゴルフをしていたころの話しです。

ゴルフと言っても、競技ゴルフです。

試合にエントリーしたら、予選から勝ち上がって行くんだけど、予選だけなら、公式ハンディキャップがあり、ハンディの条件さえクリアすればだれでも参加はできる。

なので、先に断っておくが、ゴルフがうまいわけじゃない。

参考までに当時のベストスコアは83。

ある時の試合で、すっごくかわいそうなおじさんに出会った。

そもそも、ゴルフは紳士の社交のスポーツとして生まれた経緯がある。

なので、歴史をさかのぼれば、「紳士」でなければ、クラブハウスにも入れない時代があった。

覚えている方がどのくらいいるだろうか?

あのタイガーウッズさえ、プロになる前には色々と差別を受けたことがあることを。

つまり、極端に言えば「自称」紳士たちが、交流をする場としてゴルフがあり、クラブハウスが位置づけられていた。

そのかわいそうに思えたおじさんは、せっかくの交流の場に、部下を二人も引き連れてやってきた。

基本的に4人でプレイする競技なので、ひとりでエントリーしている自分はその組に入れてもらった。

それは、それでいいのだが、かわいそうに思えたのはお昼の食事の時の話し。

お互い、交流をするためにやってきたのだが、その3人の話題は仕事の延長。

しかも、こともあろうに、その部長か課長か盲腸かしらんけど、オッサンに進捗状況を確認されている。

他の競技者と交流したくないのか、はたまた、自分を顕示したいのか、年齢も何も関係なく、「自称」紳士たちがおたがいにひとりの人間として交流する場なのに……。

そのご、その野鳥か、猪鹿蝶か、知らんが、やたら「長」が好きなオッサンには自分がゴルフをやめたこともあり合っていないが、きっと現役の時にはドカッと届いていた年賀状が、リタイアしたとたんに、数枚しか来ないタイプなんだろうな。

そして、ときは流れ、21世紀になり、特に言っておきたいことがある。

本物のプロになりたければ、肩書を捨てろ。

いつまでも会社があるわけじゃないし、公務員と言えども出向などで、いつなんどき、自分の肩書が変わるかわからん時代。

もっと言えば、えらそうに下請けにモノを言っていても、組織が無くなり、その下請けさんにお世話になることだってある。

そんな時に、自分の肩書をかさに着て偉そうにしていた人間ほど、ペコペコする。

はっきり言っておく。

みっともないッたりゃありゃしない。

自分の名前で勝負しろよ、ひとりの生身の人間として。

そのそも、社会に出るときは就職であって、就社じゃない。

自分が選んだ分野でエキスパートにならなければ、人材マーケットではそれなりの扱いしかされないのが現実。

肩書や、役職に関係なく本物のプロフェッショナルにならなければ、生き残れない時代になっているんだよ。

たしかに、大きな仕事は組織で対応しなければできないことは重々承知している。

問題は、そんな時に、声がかかるプロかどうかと言う事なんじゃない。

自分自身を人材から人財にすることができるのは、自分しかいないんだよ。

ちなみに、私が営業のプロとして尊敬している吉見先生は、何を売っても日本でトップクラスの成績を残せる数少ない本物のプロ。

彼が肩書や組織名で実績を出したわけじゃないことは、出会って20年近くになろうとしているが、今でも尊敬している。


【参考】

吉見先生の公式HP
⇒ http://www.yoshiminorikazu.com/



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