晴れ男というのは実在する。
しかし天気を晴れにするパワーがあるわけではなく、実際には「天気を気にしない」だけなのだ。
午前中に雨が降っていても、午後に晴れれば、その日の天気は晴れだと言う。
「バカは風邪ひかない」と同じ理屈である。
晴れ男は天気予報というものを見ない。
結局は「運」の一言で片付けるからだ。
しかし時として「運悪く」異常気象に悩まされる事もある。
昨晩がまさにそれだった。
昨日の夜から朝にかけて会津地方を覆っていた低気圧は、つい最近まで台風だったものらしい。
降雨量は大した事はないものの、猛烈な横風がテントを襲う。
バサバサと風に煽られるテントの床は波打ち、荷物が散乱する。
天気予報をしっかりと見てさえいれば、こんな風の強く当たる場所にテントは張らなかっただろう。
それでもクヨクヨ考えたりしない晴れ男は、朝になれば晴れるだろうと眠りにつくのだった。
7:00
道の駅「しもごう」で起床。
結局は天気予報通り、昼まで雨が降り続いた。
カッパを着て出発できない事もないが、時折横殴りの風が混じるため大人しくテントの中で昼まで過ごす。
13:00
ようやく雨も上がり、テントも乾いたので出発!
しようとしたら、また降ってきた。
仕方なくバイクに荷物を積んだまま、屋根の下で待機する事1時間…
雲の感じからして今日はずっと止みそうもないので、カッパを着て出発!
もう14時を回っているし、今日はたいして進めないだろう。
それでも同じ道の駅に連泊するよりは、少しでも先に進んだ方が気分的にも楽な気がする。
ほんの少しでも、行ける所まで行こう。
20分後…。
なんとなく晴れてきた。
コンビニの駐車場でカッパを乾かす。
こんな事ならもう少し待てば、カッパを濡らす事もなかった。
20分後…。
ある程度カッパも乾いたので、出発!!
なんとなくだが、これから向かう方向が晴れている気がする。
うまくいけば、今日は晴れた場所で泊まれるかもしれない。
さらに20分後…。
降ってきた。
もう、めんどくさかっ!!
このまま濡れながら走るっど!!
とりあえず民芸品たちは隠れてなさいっ!
その後も降ったり止んだりの雨の中を走る事、1時間。
栃木県との県境付近。
道の駅「たじま」に到着。
この道の駅には東屋があるという事だが…。
東屋のあった場所には、仮設トイレが建てられていた。
しかもこのトイレ、使ってないし!
なにかの嫌がらせか…、それとも野宿させないための作戦か…。
いや、待てよ。
トイレとして使ってないのなら、屋根のあるこのスペース…
私が使おう!!
という事で、本日は無事に屋根の下を確保いたしました。
明日の朝、「コラーッ!」って言われたらすぐに出ていきます。
2014.09.25
■天候:雨・曇り
■走行距離:37㎞
■総走行距離:15198㎞
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