30歳最後の日。
もうこの歳で364日を過ごしたのが信じられない。
今日はテレビで9/11の追悼記念番組がひっきりなしに流れていて、
同じ映像を10年後に見ても、現実に起きているかどうかうまく判断するのが難しく、
たぶんこれは一生慣れるニュースではないと思う。慣れてはいけない。
あの日、大学時代のサークルの同期と一緒に、台風が関東に接近しているなか、
強行催行して車で台風の方向に突っ込む体勢と取りながら、静岡の伊豆まで行ったっけ。
次の日が俺の誕生日だったし、友達が彼女と別れたばっかりだったから、というのもあって、
夜通し飲み倒そうと意気ごんで、まずは風呂に入ってからビールを開けようという流れてになった。
気持ち良い夜風に吹かれながら宿舎に戻ると、テレビから想像を絶する映像が次から次に流れていて、
全員がほぼ無言で、ビールを開けることもなく、ただテレビの生情報を食い入るように眺めていた。
飛行機がビルの中に突っ込むなんて、創造の中の世界でしか起きないと思っていたから、
ただただ眼下に映るショッキングな事件が信じられなくて、友達たちと愕然としていた。
もちろんとりあえず気分を変えようと試みてビールを飲んでも、ちっとも美味しく飲めない。
面白い話を誰かが切り出しても、反応する言葉が見つからず、あの映像が数秒ごとに頭をよぎる。
全員一致で夜は早く終了することにして、寝ることになった。
それだけこの事件は、全世界の人々に影響を与えたのだ。
戦争は軍隊だけが関与しているようで、一般の人は肌でその恐怖を感じることはできない。
でも、こんな風に一般人を巻き込んだ人災で規模が大きいのはこれ以上ないんじゃないか。
ハイジャックなんて体験したことないのに、
あの事件以来、自分が乗るフライトの乗客の特徴を観察したり、
逃げられないような状況になる電車で、近くに直感的に変だと感じる人がいたら、
隣の車両に乗るようになってしまった。少なからず、俺の考えにも影響を与えた。
誕生日の前にいつも感じる9/11の恐怖。
一生忘れることはないだろう・・・・。