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海外臨床留学麻酔Dog、カブリオレのお送りする、
最新論文から、医療の未来像まで。
日々精進。

Losartan Decreases Incidence of Epilepsy in Arterial Hypertension

知らんかった。
高血圧、って、後天性てんかんのリスク因子なんだってさ。
へー。
Strokeとかになりゃそう思うけど、
高血圧だけで因子らしい。
で、、、、
降圧剤。
いろんな降圧剤の中、、、、
ARBである、ロサルタンだけが、
てんかんの頻度を有意に下げましたって。
長期的な、神経保護効果があんじゃね、、、
って。
ま、Jamaが言ってるから、
何言ってんのよあんた〜、ともいえんのかね?
ま、、、、
高血圧にならないのが一番っスけど、、、。
世界の半分近くが高血圧という話もあるしねえ。。。
ま、、、、
そう言う因子がありそうな人は、ARBもあり?なんすかね?



Short Life Expectancy No Deterrent to Cancer Screening for Some Physicians

余命が10年以下と見積もられる、高齢者、
にな、がん検診をしない、と言う選択肢。
当然、ありなわけですが、
USAでも浸透してないみたいっスね。
ま、、、、
人種差別大国っスから、
黒人、ヒスパニは、
敢えて、短く見積もられる可能性がある国っスから。。。
ま、
日本は、、、どうなんすかね?
寝たきりの人に、
敢えて、癌の発見を積極的にしても、、、?
動脈瘤見つけても、、、。
ねえ?
死ぬべき時に死ぬのも、人の定め、ですけどね。


Progress and Challenges in Bacterial Meningitis
A Review

細菌性髄膜炎。
日本にいると、まあ、見ないっスよねえ。。。

先進国  0.9/ 100 000人/年
途上国  80/ 100 000人/年
すごい差の発生率。

途上国の死亡率は、 54%. にも登るらしい。
生存しても、
最大 24%慢性的な神経障害を発生。
難聴、局所神経脱落、など。

原因菌は、
16歳以上では、
Streptococcus pneumoniaeが 72% と最多。
そのた、
Neisseria meningitidis 11% 。

新生児では、
Escherichia coliと、
Streptococcus agalactiae が、35%

成人のリスク因子は、
高齢者、免疫低下。

症状は、
頭痛 (84%),
熱 (74%),
頸部硬直 (74%),
意識レベルGlasgow Coma Scale score 11 [9-14]
吐き気 (62%).

意識障害、神経異常、乳頭浮腫、免疫不全があれば、
髄液検査前に、脳CTは必須。

来院時、
白血球 10.0 ×109/L,
髄液 (CSF)白血球 2000/μL,
CSF好中球 1180/μL,
CSF protein 2.2 g/L,
CSF glucose 34.23 mg/dL,以下
があれば、
積極的に疑う。

グラム染色陽性の感度は、50% to 90%.

ceftriaxone-resistant Streptococcus pneumoniaeが、 1%, を超える国の場合、
vancomycin、 ceftriaxone 、が、経験的抗生剤として選択される。
高齢者、新生児では、ampicillin が併用される。

dexamethasone は、『should be used』、
ただ、Listeria monocytogenes であった場合は中止する。

先進国に住めてるのは、
Luckyなんすな。。。。
できるだけ、不幸な人が減ってほしい。
で、
デキサメタゾンは、もう、Should、lの扱いなんすねえ。市中肺炎とかも、Shouldになんのかなあ〜。