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Increased incidence of co-infection in critically ill patients with influenza


最近だと、インフルエンザと他の感染症が被った患者が増えてるんだってさ。
なんと、16.6%だってさ。
で、年々、増加傾向と。
んで、併発は、高齢者と、免疫抑制患者に多いんだって。
で、併発があると、死亡リスクが、OR 1.4-1.9とな。
ふーん、、、、僕はあんま見たことないけど、
呼吸系Icuとかだと、結構多いんだろうね〜。
市中肺炎のでも、否定できるまでは、インフルエンザ治療せよ、
って格言もあるしなあ



The effects of performance status one week before hospital admission on the outcomes of critically ill patients

入院1週間前の身体の状態が、
中等度以下 OR 1.9
重度 OR 4.2
で、死亡に影響すると。
ま、そりゃそーだわなー。
でも、合併症でなく、身体の状態、ってしたとこが新しいね。


Assessment of diaphragmatic dysfunction in the critically ill patient with ultrasound: a systematic review

最近、エコーで、肺を見たり、横隔膜を見たりするのが流行りなんだよね〜。
横隔膜エコーの、メタ解析。
20Study、875 patients。
横隔膜の吸気時の動き、厚み、厚みの増え率、などが計測された。
すると、、、、
これらの値は、重症患者の横隔膜機能不全を、確実に診断できそうだった。
人工呼吸離脱時に、自発呼吸Trial中、
横隔膜の動き、厚み、は、離脱の可否を判定できた。
適切なCutOffは、
動きは、10 to 14 mm
厚みの変動は、 30–36 % 、
だったってさ。
人工呼吸中は、
横隔膜の厚みが、呼吸筋にかかる労力を示しているとされた。
ま、横隔膜萎縮は、わかるだろうが。。。
うーん、そんなにわかるんか〜。
でも、これも診断できても、治療無しではあるんだよね〜。
治療反応性をコレで見れればいいけどね。。。
うーん、やって見たけど、、、イマイチわかりづらいんだよね〜、これ。。。。
でもまあ、、、今後、もっと流行るかもねえ。