http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090208-00000602-reu-bus_all

 [東京 6日 ロイター] 9日からの週の東京株式市場は、戻りを試す展開となりそうだ。2008年10―12月期決算がヤマ場を越え、目先の悪材料は出尽くしとなった。いったんは買い戻しや決算見極めで手控えていた投資家の買いを誘いやすい。
 市場の次の関心は米国での大型経済対策の法案成立と新金融安定化策の策定に集まっている。金融機関から不良資産を買い取る「バッドバンク」構想に現実味が出てくれば、金融株を中心に株価は強含む可能性がある。逆に調整が不調に終われば、失望売りが出ることも予想される。米政策と為替次第で上下に振れる展開となりそうだ。
 同週の日経平均株価の予想レンジは7600円─8500円。
 <実体悪と政策期待の綱引き>
 国内企業の2008年10―12月期決算は、6日で主要企業の発表が一巡した。「予想をはるかに上回る悪い決算が目立っている。日経平均が昨年10月安値で織り込んだ業績悪化より一段と落ち込んでいる印象だ」(大和投資信託チーフストラテジストの長野吉納氏)と市場関係者の見方は厳しいが、「これから米国での景気、金融システム対策が出揃ってくることを考えれば売り込むのも難しい」(準大手証券エクイティ部)との声もある。株式市場では実体悪と政策期待の綱引きが続いている。
 2月第2週(9―13日)は、決算発表での悪材料が一巡したことで、政策期待がやや強まる展開となりそうだ。米財務省当局者が5日、明らかにしたところによると、ガイトナー米財務長官は、9日に行う演説で金融システム強化策について発表する。対策の詳細については不明だが、金融機関の保有資産に関する評価損計上を回避し、融資の促進につながる会計規則の変更が米政府の金融安定化策に盛り込まれるとの期待が高まっている。10日には上院銀行委員会での証言も予定されている。「景気持ち直しを期待させるような政策内容になれば株価は上値を試すことになりそうだ」(新光証券マーケットアナリストの高橋幸男氏)とみられている。
 <経済指標の悪化は織り込み済み>
 スケジュール面では、国内で9日の12月機械受注、海外で6日の米1月雇用統計、13日のユーロ圏10―12月GDP、米ミシガン大学消費者信頼感指数などが注目されている。いずれも厳しい内容が見込まれている。「欧州の景気悪化が鮮明になり、ユーロ安/円高に振れれば、為替が株式市場のかく乱要因になる」(準大手証券)との見方はあるものの、「足元の経済指標の悪化は先読みしている。極端なサプライズがなければこなせる」(大手証券情報担当者)との声が多い。
 需給面では、3月末の解約に備えるヘッジファンドが2月中旬にかけて処分売りを出すとの警戒感が強い。13日がオプションのSQ(特別清算指数)算出日に当るため、波乱を想定する市場関係者も少なくない。ただ、「現在の株価水準では換金売りを急ぐファンドは多くないだろう。昨年10月のように短期金融がひっ迫しているわけでもなく、換金売りを迫られる状況とは考えにくい。過度に需給悪を意識することもない」(大和証券の多田羅信投資情報部長)との指摘も出ている。
 1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が事前予想を上回ったことや、世界景気に敏感な海運市況の回復を背景に、中国経済の回復期待が高まっている。「市場全体のPERが機能しにくくなる中で、中国関連などのテーマ株が注目されそうだ」(準大手証券)とみる市場関係者が多い。
 (ロイターニュース 河口 浩一)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090208-00000004-scn-bus_all

 日経平均は8000円を下回る水準で上値の重い展開が続いている。向こう1-2カ月の日本株相場はどうなるのか? SMBCフレンド証券 投資情報部の中西文行・部長に見通しを聞いた。

――日経平均は2月に入ってから、おおむね8000円以下と低迷しています。今後の見通しは?

 企業の2008年第3四半期(10-12月)業績が連日発表されていますが、日本経済新聞社の集計では2月4日時点で上場企業(上場子会社、金融、新興3市場、決算期変更除く)の2008年4-12月期の連結純利益増益率が79%減益となりました。第4四半期(1-3月)も輸出関連を中心に引き続き業績悪化が見込まれており、通期の減益率は7割では済まなくなるのではないかと見ています。2-3月の日本株相場は下値不安が根強く残る展開となるでしょう。

 ただし2月は小売業、3月は全産業中心に本決算期で配当権利取りの月ですから、減配リスクの低い銘柄や株主優待制度の充実している銘柄は人気化すると思われます。第3四半期業績発表が一巡した2月16日の週以降が買いのチャンスになるかもしれません。

――減配リスクの低い銘柄として代表的なものは?

 2月決算の小売業でいちばん注目しているのは、セブン&アイ・ホールディングス、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニエンスストア関連です。「タスポ効果」(たばこ自動販売機の成人識別システム導入により、コンビニのたばこ売り上げが急増した効果)により、既存店および全店ベースの売上高が前年同月比でプラスを計上し続けています。しかも、定額給付金の支給が決まり、若年層を中心に相当の金額がコンビニでの消費に回されると思いますので、来期の増益に結び付くことが期待されます。

 3月決算の企業については、不振が続く外需関連とは対照的に、内需関連の中でも円高や原燃料安のメリットを受けやすい電力・ガス、紙・パルプ、電鉄、外食などが買われそうです。また、オバマ米政権の経済再生関連法案が議会で承認されれば、「グリーン・ニューディール」関連の太陽光発電、風力発電、電気自動車などの銘柄が物色されることになるでしょう。日本政府も3月末までに「日本版グリーン・ニューディール」をまとめる予定ですから、グリーン・ニューディール関連銘柄の人気は2-3月を通じて続く可能性があります。

――当面の株式相場に対する懸念材料は?

 最悪のシナリオとして考えられるのが米ゼネラル・モーターズ(GM)の経営破たんです。GMへの債権を保有する世界中の銀行が傷つき、GM本体のみならず部品会社などを含め300万人ともいわれる大量の失業者を出すことになってしまいます。ニューヨーク市場は急落し、日経平均も7000円割れに至る可能性もあります。

 米国は、GM自身の再生努力を3月末まで監視して、4月中に救済すべきかどうかを最終判断するスケジュールを策定しています。言い換えれば、最悪のシナリオが現実になる可能性があるということです。そのほかにも米中堅銀行の経営破たん、ヘッジファンドによる換金売りの拡大など、懸念されるリスクは多いでしょう。

 3月年度末を越えた4月に激震が起こり得るわけですから、機関投資家らはとても慎重です。その意味でも、2-3月の株式相場は持ち合いに推移するだろうと見ています。しばらくは外国人投資家が保有するような輸出関連を中心とする大型株よりも、個人投資家が好んで取引をするIT関連など値動きの良い銘柄を中心に検討するのが良いのではないでしょうか。(取材・文責:サーチナ・メディア事業部)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090207-00000554-reu-bus_all

 [ニューヨーク 6日 ロイター] 米国株式市場は大幅続伸。米雇用統計で労働市場の悪化が示されるなか、政府の景気対策や金融安定化措置に対する期待が広がった。
 銀行株が上げを主導。ガイトナー財務長官が9日発表する新たな金融安定化措置の効果に投資家の注目が集まった。
 銀行株ではバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>が26.7%高と急伸。一時国有化懸念から1984年以来の安値に下落していた。同社のルイス最高経営責任者(CEO)はCNBCとのインタビューで、同行がさらなる政府資金を必要としておらず、国有化の見通しはないと言明した。
 JPモルガンは12.6%高。S&P金融株指数は8.1%上昇した。
 ダウ工業株30種は217.52ドル(2.70%)高の8280.59ドル。
 ナスダック総合指数は45.47ポイント(2.94%)高の1591.71。
 S&P総合500種は22.75ポイント(2.69%)高の868.60。
 週足では、ダウが3.5%、S&P500が5.2%、ナスダックが7.8%それぞれ上昇した。
 この日の1月の米雇用統計は、米非農業部門雇用者数が59万8000人減と34年ぶり減少幅となり、失業率も7.6%と前月から上昇し16年超ぶり高水準となった。
 ハイテク株も堅調で、アップル<AAPL.O>が3.4%上昇。カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)<RIM.TO><RIMM.O>が4.2%高。アナリストの間では、ハイテクセクターは、景気後退から最も回復しやすいとみられている。
                   (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
     終値         8280.59(+217.52)
   前営業日終値    8063.07(+106.41)
ナスダック総合
     終値         1591.71(+45.47)
   前営業日終値    1546.24(+31.19)
S&P総合500種
     終値         868.60(+22.75)
   前営業日終値    845.85(+13.62)