3泊4日奈良県漫遊。

 

3日目の宿へ向かいます。

 

最終日の行程を考え、橿原神宮周辺に宿泊しようと探していたら見つけた、一棟貸切の宿です。

 

橿原神宮駅東口から徒歩10分ほど。

 

Google map頼りに住宅街を進んで行くと、和風の豪邸に辿り着きました。

 

◆HANAREA屋◆

 

え、ここ???

 

一瞬焦りましたが、屋号通り、敷地内の離れが宿泊棟でした。

 

 

立派な塀伝いに進むと、料亭風情な門を発見。

 

 

HANARE屋は平成29年(2017)に開業した古民家リノベの宿。

 

運営するHANAREYA GROUPは橿原神宮駅周辺で他にも2軒の一棟貸切の宿を展開しています。

 

元は真珠養殖業者で、国内外のゲストを宮大工建築でもてなしていたのが始まりだそうで、暖簾の紋にある8つの黒い丸は真珠がモチーフになっています。

 

 

綺麗な庭園とその正面に離れ。

 

 

ここを独り占めに出来るんだと、興奮。

 

用意されていた鍵でガラス戸を開けて室内へ。

 

 

宮大工により建てられた気品ある離れ。

 

木の温もりが溢れる空間です。

 

興奮が興奮を呼び、大はしゃぎな私w

 

 

掛け軸は飛鳥寺の住職の書。

 

"弄花香満衣"とは、"花を弄んでいると花の香りで衣が満たされる=良い人や環境に身を置けば、自分自身も良くなる"という意味が込められているそうです。


その逆もしかりですね。

 

 

天井や柱の造形に贅沢な拘りを感じます。

 

 

欄間には三つ葉葵風?な家紋。

 

 

奥の間から。

 

この横に増築されたものと思われるキッチンと、最新式のバスルームがあります。

 

 

離れと本邸の間の扉は施錠されています。

 

敷地内の本邸に今も人が住まわれているのか分かりませんが、生活音や気配はしませんでした。

 

置かれていた宿泊ノートを覗いてみると、7割程が外国人の模様です。

 

 

今の日本人よりも外国人の方が、この空間に価値を感じるのでしょうね…

 

 

床の間や書院に置かれた壺や皿の品々。

 

 

奈良ならではの宮廷の風景?

 

 

ひとつひとつが"にっぽん"を感じさせます。

 

 

夜も灯りで雰囲気抜群。

 

 

長期滞在したいくらい。

 

 

老後は平屋の和風建築に住みたい。

 

 

翌朝、本邸側の庭園も拝見しました。

(散策自由との事です)

 

 

どんな方の邸宅なのだろう…

 

豪農?豪商?寺社関係?

 

 

塀の隅に七福神の鬼瓦が鎮座していました。

 

これは毘沙門天?

 

奈良中部巡りの拠点、橿原。

 

贅沢な宿に出会えて、素晴らしい時を堪能しました。

 

古民家の価値を知る人が増え、そして、それを維持管理する動きが盛んになりますように。

 

次回、橿原神宮参りの記事を送ります。

 

 

=======宿泊情報=======

宿泊代(一棟貸切/素泊まり):¥17,600(税込)

じゃらんポイント利用:¥3,300

計:¥14,300