5月下旬の奈良県漫遊。

 

紫陽花の明日香から始めましたが、改めて、初日から記事にしていきます。

 

奈良に訪れるのは、5年振りですが、奈良市中心は11年振り。

 

それでは、南都奈良の風景を送ります。

 

<旅の行程>

1日目:奈良

2日目:西ノ京→斑鳩→奈良

3日目:天理→三輪→橿原

4日目:橿原→明日香→五条

 

南都巡りの始まりは、その観光エリア入口に位置する名刹から。

 

鹿の群れの中を抜けて、境内へ。

 

◆興福寺◆

(世界遺産・国指定史跡)

 

五重塔(国宝)は昨年から始まった保存修理工事により、東金堂(国宝)共に見学不可でした。

*令和13年(2031)竣工予定

 

代わりに、11年前の写真を載せます。

 

東金堂

(国宝)

@2011年参拝時の写真

 

亀神3年(726)、聖武天皇が叔母である元正天皇の病気平癒を祈願して建立したものです。

 

現在の東金堂は応永22年(1415)の再建。

 

中門・回廊跡

 

柱の礎石が往時を物語ります。

 

 

回廊跡から十字に続く参道。

 

 

回廊跡の端から望む。

 

中金堂

<由緒>

法相宗 大本山興福寺

創建:天智天皇8年(669)

御本尊:釈迦如来

開山:藤原不比等

札所等:西国三十三所観音霊場第九番(南円堂)

 

興福寺の中心伽藍。

*拝観料¥500

 

藤原鎌足の正妻が藤原鎌足の病気平癒を願って、京都に創建した山階寺を起源としています。

 

和銅3年(710)の平城京遷都に伴い、興福寺に改称され、中金堂もその頃に建立されたと伝わります。

 

 

その後、6回もの焼失と再建を繰り返します。

 

現在の中金堂は平成30年(2018)、創建当時の姿に復元されたもの。

 

 

五重塔と東金堂を望む。

 

 

続いて、境内の西側へ。

 

南円堂

(国指定重要文化財)

 

弘仁4年(813)、藤原冬嗣が父の供養の為に建てたものです。

 

 

その脇を抜けて、南側の石段へ。

 

その途中に三重塔が建っています。

 

三重塔

(国宝)

 

康治2年(1143)、崇徳天皇の皇后(中宮)により建立されました。

 

現在の塔は治承4年(1180)の焼失後の再建。

 

猿沢池

 

放生会の為に、天平21年(749)に造られた池です。

 

 

五重塔を望む風景は奈良のシンボル。

 

 

京都とはまた違う、南都の風景。

 

歳を取り、旅を重ねると、この南都の渋く深い風景が一層、素晴らしく感じます。

 

ついでに、

 

鹿の都の鹿たちの風景です。

 

 

興福寺北参道の鹿たち。

 

 

痒い所に首が届いている模様。

 

 

春日大社の参道脇に広がる、飛火野の鹿の群れ。

 

ご当地マンホール

 

鹿と市の花・ナラノヤエザクラのデザイン。

 

次回、春日大社の記事を送ります。