山手西洋洋館が1年で最も賑わう季節到来。

 

「花と器のハーモニー2024」です。

*開催期間:6/1〜6/9

 

今年もカメラ撮影禁止(スマホ、タブレットのみ)ですが、"思う存分撮影をしたい方のために"を謳い文句に、有料の"写真撮影プレミアム開館"という企画が設けられています。

 

その内容は…

 

西洋館7館を①イタリア山庭園2館・②元町公園3館・③港の見える丘公園2館の3グループに分けて、6/2・6/8・6/9の3日間、開館前の8:30〜9:30を各グループ先着15名で、カメラ撮影可能とするものです。

 

料金は1館当たり¥1,000で、事前振込。

(①③は¥2,000、②は¥3,000となります)

 

日程の都合もあり、悩んだ末に陶器で選んで、①③を申込みました。

(申込開始の5/7 10:00に電話をしたら、一番乗りw)

 

それでは、

 

花と器のハーモニー2024前編、グループ③のプレミアム風景を送ります。

 

横浜市イギリス館

テーマ:À「WA(和)」〜和と向き合う

アーティスト:ローラン・ボーニッシュ🇫🇷

器:伊万里・有田焼

 

 

まずは寝室から。

 

ベッドを飾る草木のアーチ。

 

バスケットも付いていて、見上げてうたた寝をすれば、ピクニック気分?

 

 

因みに、この日は15人枠に対して7名。

 

2館に分かれる流れになり、ほぼ独占。

 

花と器のハーモニーの空間を独占出来るだけで、昂り踊る心。

 

 

グラスに蔦のような装飾が絡み、生花の可憐さと良き饗宴で魅せます。

 

 

一枚板の上で賑わう花たちの宴。

 

続いて、ダイニングへ。

 

 

まるで庭園の苔と石畳の様なテーブル。

 

 

黒基調に華やかさが映えます。

 

私の知る伊万里・有田焼とは随分と趣が違って、少し驚き。

 

 

フォークには蝉の装飾。

 

フランスでは南部でしか蝉は生息しておらず、"幸運のシンボル"とか"太陽の申し子"として、親しまれているそうです。

 

多くの外国人と異なり、フランス人も日本人と同じく、蝉の声を雑音と認識しない脳を持っているということ?

 

 

まるでひこばえの様に薪を囲む花たち。

 

 

大地や海を感じさせる模様ですね。

 

尚、私も訪れた伊万里大川内山の青山窯が陶器の協賛に名を連ねています。

 

 

ふた足早く秋?

 

晩秋の香りに夏を飛び越して十五夜気分。

 

イギリス館を後にして、少し庭園散歩。

 

 

主役は薔薇から夏の花たちへ。

 

 

僅かに薔薇も残っていました。

 

こちら、クロード・モネなるマーブルな薔薇。

 

名前負けしていない重奏美。

 

山手111番館

テーマ:Monochromatic

アーティスト:座間アキーバ🇯🇵

陶器:会津塗・大堀相馬焼

 

 

まるで方舟の様な器から天高く。

 

 

シャンデリアにも絡んでいます。

 

この高さを使った装飾が山手111番館の魅力。

 

 

グラデーションで魅せる陶器に恋をしました。

 

福島の大堀相馬焼の窯元、京月窯の陶器です。

 

館内で販売もされていました。

 

 

酒器があれば、購入したのだけれど。

 

 

ダイニングを飾るのは、まるで南国の太陽の様な花たち。

 

 

溢れるパワー。

 

 

鍵盤のお皿に演奏家な兎の置物。

 

会津塗りらしい、黒基調。

 

会津塗りの協賛は会津が誇る福西惣兵衛商店。

 

 

時刻はまだ9時過ぎ、ひと気の無い庭園。

 

係の方が"良い写真は撮れました?"と。

 

写真というか、ゆっくりと見て感じて撮れたのが、何よりも嬉しい。

 

 

夏色に囲まれる噴水。

 

Hi,Buddy!と、ガーデンベアにウィンク。

 

 

この日、プレミアム開館には申し込まなかった3館を巡り、スマホ撮影。

 

窯元の方もいらして、歓談して幸せなひと時を過ごせました。

(3館記事は次回)

 

イタリア山庭園グループのプレミアム開館は今週末。

 

今から楽しみで、ワクワクが止まらない。

 

 

花と器のハーモニー2023 前編

花と器のハーモニー2023 後編

 

ところで、

 

"望む人が対価を払って、その分のサービスを受ける"

 

こういう、プレミアム施策というか、

ダイナミック・プライシングなサービスが

もっと普及、浸透すればいいと感じます。

 

無料・廉価・正当価格と提供されるサービス。

 

この物価高の昨今、これらのアンバランスが日本経済、

特に飲食・観光業を苦しめている一因だと思います。

 

実際、西洋館イベントの度に遭遇する、

場所占有中高年カメラマンや騒々しい中年女性集団、

トラブル系の層は皆無で、NOストレスでした。

 

有料化や値上げが導く正解。

 

そんな事を思いながら、

いつものように西洋館の募金箱に寄付をして、

山手を後にしました。