尾道散歩後編。
前編では、古寺めぐりコースから千光寺、艮神社参りをしましたが、後編では、猫の細道や海辺沿いの町並みを巡ります。
艮神社境内南の小路を上がっていきます。
ねこ喫茶 ユトレヒト
小路は徐々に猫ワールドへ。
古民家セルフリノベな感じが尾道風?
以前訪れた時から更に鄙びた茅葺屋根門。
この坂の上の小路が猫の細道。
坂 BAR
*休業中
歩みを進めるほどに猫ワールドの深みへと。
招き猫美術館
*入館料¥300
漁港があり、坂や路地が多く、猫が住みやすい尾道。
そんな港町で、芸術家・園山春二が平成前期に"猫の細道"を企画し、福石猫が生まれました。
福石猫
至る所に置かれている福石猫。
その数、1,000匹以上。
店舗の多くが修繕工事で休業中の模様。
足元にも猫アート。
猫への愛と遊び心満載の細道でした。
猫と坂の町並みを後にして、海沿いへ向かいます。
西山本館
(国登録有形文化財)
*休業中
昭和5年(1930)開業、尾道を代表する旅館。
(元某女子アナのご実家)
建物は大正時代末期築造の元豪商別邸で、西山家が買取り開業しました。
憧れの宿でしたが、数年前から休業中…
代わりに、西山別館が「Ryokan 尾道西山」として開業していて、今回はそちらに泊まりました。
海岸通りを進みます。
おのみち映画資料館
*入館料¥530
"尾道三部作"で有名な"映画の町"、尾道。
尾道ゆかりの作品資料が展示されています。
料亭旅館 魚信
12年前に泊まった想い出の宿。
今年で創業100年です。
建物は明治末期の築造とされ、その後、昭和25年(1950)に増改築が行われ、今に至ります。
かつては、ここで荷下ろしや下船をしていたのでしょうね。
以下、12年前の宿泊時の写真。
*2012年の写真
穏やかな尾道水道ならではの立地で、部屋の窓を開ければ、海に手が届きそうなくらいでした。
オコゼ薄造り
*2012年の写真
尾道名物オコゼをウリにしていて、"オコゼ屋"の異名もあるのだとか。
部屋から眺めた尾道水道の朝。
*2012年の写真
生涯の想い出です。
大女将さんがまるで私の亡き祖母を彷彿とさせ、心温まる滞在でした。
宿を出て通りをゆく私を、いつまでも手を振って見送ってくれた大女将…恐らく、もう会えないだろうけれど、想い出を胸にまた泊まりたい。
竹村家本館
(国登録有形文化財)
明治末期創業の料理旅館。
小津安二郎監督の「東京物語」でもロケ地となった旅館です。
魚信と竹村家、交互に泊まりたい。
続いて、
海辺から線路を越えて行きます。
路地を彷徨ってみました。
歴史を感じる町家が点在。
往時を偲ばせますね。
ご当地マンホール
右上の青い部分は公募で選ばれたデザイン。
"橋・山・波"をイメージしたそうです。
散策しても散策しても、次から次へと発見がある魅惑の町、尾道。
やはり、次回は数日滞在しないと。
次回、天神様の記事を送ります。