神奈川県。

 

人口は東京都に次ぐ920万。

 

日本で唯一、政令指定都市を3つ(横浜・川崎・相模原)擁し、横浜・鎌倉・江ノ島・横須賀・三浦半島・小田原・箱根といった観光名所で知られる巨大都市。

 

そして、県民の共通認識は、"町田は神奈川"と"神奈川県警と書き不祥事と読む"w

 

そんな”大”神奈川の政庁が横浜市中区日本大通1、山下公園の目の前にあります。

 

5年振り、1日限りの一般公開に行きました。

*公開日5/3、入場無料

 

◆神奈川県庁本庁舎(キングの塔)◆

(国指定重要文化財)

 

威風堂々、横浜らしい擬洋風建築。

 

現在の庁舎は昭和3年(1928)竣工の4代目で、公募で採用したデザインが採用されました。

 

帝冠様式を取り入れた塔屋が設けられ、横浜三塔のひとつ、"キングの塔"として親しまれています。

 

 

モダンな玄関の照明と天井装飾。

 

 

アール・デコ調の空間。

 

この日、横浜パレードも開催されていたこともあり、県庁も大盛況でした。

 

陶製装飾灯

 

極楽浄土に咲く花、宝相華のモチーフが施されています。

 

 

堪らぬタイルの世界。

 

 

持ち送りの円形装飾は鳳凰のデザイン。

 

見学出来るのは、3・4・6階の一部と屋上。

 

まずは、3階から。

 

知事室

 

実際に黒岩知事が執務をしている知事室。

 

壁に架けられた書は知事自らの筆。

 

旧議場(大会議場)

 

折上格天井とシャンデリアが醸す格式。

 

このシャンデリアが最高に好き。

 

 

子供イベント開催中で上部しか撮れずでした。

 

旧貴賓室(第3応接室)

 

格天井のメダリオン風装飾が目を魅きます。

 

シャンデリアや家具、扉に宝相華の模様が施されています。

 

 

 

家具も惚れ惚れする造り。

 

 

黒光りが眩しいマントルピース。

 

続いて4階へ。

 

 

これも宝相華デザイン。

 

正庁

 

国賓を迎え入れた正庁。

 

右手の奉安殿には、昭和天皇皇后両陛下の御真影が掲示されていました。

 

 

豪華の極みなシャンデリア。

 

 

壁にはニッチペンダントの装飾。

 

最後に屋上へ。

 

 

和のデザインを洋で包んだ塔屋。

 

現在は銅板で覆われていますが、軒先にはライト様式のテラコッタ装飾が設けられています。

 

 

まさにキングの風格。

 

 

屋上から望むパレードで賑わう横浜港。

 

みんな大好きハーバーのパレードカーが登場。

 

 

通りの先にランドマークタワー。

 

右手に"クイーンの塔"横浜税関。

 

 

修繕工事も終わった模様の"ジャックの塔"開港記念会館を眺めてうっとり。

 

私のアイコンはここのステンドグラスです。

 

横浜愛ではなく、神奈川愛を実感する1日。

 

良きひと時でした。

 

 

神奈川県庁本庁舎@2019.5