春から夏へと移りゆく5月。
生命の力強い芽生えを感じる月。
そんな月に訪れる端午の節句。
今年も山手西洋館で端午の節句装飾イベントが開催されています。
*開催期間:5/2〜5/6
どの西洋館でも菖蒲や五月人形、ちまき等をモチーフにした装飾が繰り広げられていました。
横浜市イギリス館
爽やかな風にのって~端午の節句・帯アートと花で
装飾:山本修子・山本かすみ
帯アート作家が手掛ける祝いの空間。
メタリックブルーのナプキンに添えられた、兜型の水引が目を惹きます。
左手に見えるのは螺鈿細工の重箱です。
帯アートの美しさ、可愛らしに見惚れます。
山手111番館
青い空と緑の風
装飾:原郁子
黄色い薔薇が陽の光を浴びて輝きます。
堂々と構えた五月人形。
ダイニングを飾る淡い五月色の花たち。
淡い青色に染まる可憐な白い花。
青い水を吸わせて染めたそうです。
横浜春の一大イベント、「ガーデンネックレス」で花で溢れる横浜。
*開催期間:3/23〜6/9
丁度、「横浜ローズウィーク」期間でもあり、港の見える丘公園で薔薇が咲き誇っていました。
*開催期間:5/3〜6/9
山手234番館
昭和の山手を思ふ端午の節句
装飾:NPO法人横浜山手アーカイブス
まるで菖蒲の園の中のブランチ。
薬草として扱われていた菖蒲ですが、鎌倉時代に読みが"尚武"と同じで、その葉が剣の形に似ていることから、端午の節句が男の子を祝う行事になったそうです。
エリスマン邸
夏も近づく八十八夜に
装飾:カヤマジュンコ
立春から88日目を言う八十八夜。
夏を手前に輪島塗の器と共に彩られる西洋館。
ベーリック・ホール
緑風煌めく端午の節句
目が覚める様な青。
菖蒲の葉で刀を、ナフキンで兜を表現。
西洋館に舞う鯉のぼり。
外交官の家
花薫風にのって端午の節句
装飾:加藤みどり
ガーデンベアがお出迎え。
菖蒲の園のようなテーブル。
瑞々しい皐月を感じます。
菖蒲の下の緑のボンボンは苔玉ではなくて、紫陽花の様な草。
(名前は忘れてしまった)
製作者の加藤先生自ら教えて下さいました。
早い時間は製作者の方から話が聞けたりして、より装飾を楽しまめす。
白を白米、赤を鮪に見立てたそうです。
春の西洋館を泳ぐ鯉のぼり。
高さを上手く使った祭壇の様な装飾。
ブラフ18番館
端午の節句の祝いの宴~新緑の丘へようこそ
装飾:Design Team Liviu
今回はこの部屋だけの装飾でした。
淡い色使いが良いですね。
進む少子化や男の軟弱化…
時代と共に、端午の節句の存在意義も薄まってきた感がありますが、どうか、身体安全に健やかに、そして、心も平穏健全に育たんことを。
この日、西洋館の後に5年振りの神奈川県庁一般公開に行って、お昼はいつもの通り、丿貫。
(神奈川県庁の記事はまた後日)
横濱丿貫
限定 鰤蕎麦
鰤以上に鰤。
凝縮された旨味にどっぷり溺れました。
以上、
GWの山手散歩でした。
端午の節句装飾🎏@2023.5