2/下旬に石川県を巡りました。
きっかけは、報道で聞いた、"恐ろしいほどに金沢の観光客が減っている"という現地の方の言葉。
ならば行かなければと、即実行。
金沢から能登の付け根、羽咋の一の宮、そして、南下して加賀市の県境の町、大聖寺を巡りました。
そんな訳で、
6年半振りの石川県漫遊記事の始まりです。
<旅の行程>
1日目:金沢
2日目:金沢→羽咋→大聖寺
3日目:大聖寺→加賀橋立
9時前に金沢に着き、最初に向かったのは加賀の八幡様。
駅から徒歩5分程で門前に着きます。
◆安江八幡宮◆
通りからぐるりと裏手に回った所が、東に面した表参道です。
かつて鍛冶屋町だった地にひっそりと鎮座しています。
手水舎
加賀八幡起き上がり
石川県のキャラ、"ひゃくまんさん"のモデルとなったのは、安江八幡宮のこの八幡起き上がり。
その昔、氏子が起き上がりを発案し、毎年正月に奉納したのが起源だそうです。
以来、厄除け・健康・商売繁盛の御守りとなりました。
拝殿
<御祭神>
応神天皇
神功皇后
玉依姫尊
天慶2年(939)創建の古社と伝わり、加賀藩の崇敬も厚く、多くの寄進を受けたそうです。
また、相殿には天御中主神・安徳天皇も祀られていて、金沢水天宮とも呼ばれます。
周囲が鍛冶屋町だった頃、刀鍛冶の守護として、"鍛治八幡さん"とも称されたそうです。
黒瓦が石川県な感じを醸し出します。
元は広大な境内を有していましたが、慶長年間(1596~1615)、遷座されて今の規模になりました。
拝殿の壁には、起き上がりがずらり。
和菓子の様で可愛い。
御神木
金沢市指定保存樹の楠です。
しだれ桜
兼六園の枝垂れ桜の孫だそうです。
境内の木々は、時代の移り変わりを見つめてきたのでしょうね。
拝殿から社務所に伸びる渡り廊下。
社務所
御本殿
表通りに面した御本殿。
覆屋に守られています。
結社
(御祭神:高皇産霊神・神産巣日神)
白鳥社
(御祭神:日本武尊)
茶畑から出土した御神像が祀られています。
刀鍛冶の姿をしている事から、刀鍛冶から崇敬を集めたそうです。
鍛冶屋が奏でる、鉄を打つ音が響いていた時代に想いを馳せてみる…
稲荷社
(御祭神:宇迦之御魂大神)
伏見稲荷大社からの分霊です。
通りに面した境内裏。
御朱印・八幡起き上がり
御利益毎に色違いがあって、黄色は金運。
たまには金運狙いw
境内を後にして、かつてのメインストリート、尾張町を散策します。