信州酒蔵巡りの前入り漫遊。

 

初日の終着地は小諸。

 

かつて小諸藩の城下町として栄え、今も"高原の城下町"を謳う、長野県東部の都市です。

 

<旅の行程>

1日目:稲荷山→坂城→信濃国分寺→海野宿→小諸

2日目:小諸→(酒蔵巡り)佐久〜上田

3日目:(酒蔵巡り)上田〜松本

 

会社近くにある蕎麦チェーン店「小諸そば」はすっかり馴染客なのですが、これが初小諸。

 

市街地は駅から坂の上に広がっています。

 

宿に向かいながら、街道散策です。

 

北国街道ほんまち町屋館

(国登録有形文化財)

 

旧北国街道に建つ商家建築。

 

大正12年(1923)築造の旧清水屋の町家建築で、昭和40年(1965)迄、醸造業を営んでいました。

 

現在、多目的施設として活用されています。

 

大塚酒造本店

 

天保12年(1841)創業、"浅間嶽"の銘柄で知られる、小諸市に残る唯一の酒蔵。

 

ここは本店事務所?で、裏手の方に蔵があります。

 

大塚魚店

(国登録有形文化財)

 

江戸時代後期の築造で、海産物問屋。

 

そば七(そばや七良右ヱ門)

 

小諸の人気蕎麦店です。

 

立派な向拝を持つ風格のある建物と、ぽつんと佇む赤ポストが目を惹きます。

 

元脇本陣だったそうです。

 

大和屋紙店(ギャラリー紙蔵歩)

 

安政4年(1857)創業の紙屋。

 

島崎藤村や俵万智ゆかりのお店です。

 

萬屋骨董店(旧小諸銀行)

(国登録有形文化財)

 

うだつ袖壁が見事な黒漆喰の土蔵建築は、明治14年(1881)創業の旧小諸銀行の店舗。

 

明治26年(1893)に骨董店となりました。

 

どんな骨董世界が中にあるのか気になる…

 

 

通りを振り返る。

 

次回はゆっくり街道散策をしたいものです。

 

 

街道から小径を入ると、所々で信州の山並みが拝めます。

 

ギャラリーつたや

 

旧旅館建築の骨董品屋。

 

こちらの骨董店も気になる…

 

そして、この日にお世話になった宿へ。

 

信州小諸つるやホテル

 

天和2年(1682)創業の宿です。

 

かつて、街道には30軒程の旅籠があったそうですが、今も残るのはここだけ。

 

 

看板は往時のものでしょうか。

 

 

部屋はビジホ風情ですが、館内の所々に歴史を感じます。

 

 

食事は1Fの個室にて。

 

 

割烹屋としても利用されているようです。

 

 

屋号の鶴を意識しているのか、BGMは鳥のさえずり。

(多分、有線放送)

 

鯉づくし会席+馬刺し

*会席¥2,800、馬刺し¥1,100


鯉三昧の会席に馬刺しを追加です。

 

鯉のあらい

 

さっぱり&コリっと食感。

 

淡白な味わいが冷酒に合う。

 

浅間嶽 純米生酒

 

当然、お供は地元の銘酒。

 

鯉の旨煮

 

会津や米沢の旨煮はかなり濃厚ですが、こちらはあっさり系。

 

けれど、鯉の風味も甘辛な味付けはしっかりしていて、大変美味。

 

鯉こく

 

味噌汁にすると、何となく鯖にも似た油感。

 

馬刺し

 

信州らしい赤身の馬刺し。
 

素敵な器で食べる料理は格別。

 

従業員の方々もアットホームな雰囲気で、地元に愛され続けてきた理由も分かる気がします。

 

 

翌朝は7時にチェックアウト。

 

向かうは、小諸城です。

 

 

=======宿泊情報=======

宿泊代(1泊素泊り/1人):¥5,500(税込)

計:¥5,500

*直接電話予約