佐賀漫遊最終日、残すところ4話。
塩田津からバスで20分程、有明海に面した鹿島市へ。
そこには日本三大稲荷の一社があります。
<旅の行程>
1日目:吉野ヶ里→みやき町→佐賀
2日目:佐賀→嬉野温泉
3日目:塩田津→鹿島→肥前浜宿
街道がそのまま参道になっていきます。
◆祐徳稲荷神社◆
鳥居の先に続く門前商店街。
新旧の鳥居をくぐり、その先へ。
斜面に建つ社殿が見えてきます。
右手のタワーは有料エレベーター。
商売繁盛の神様だけあって、企業からの献金・奉納も多いのでしょう。
楼門
神池に架かる太鼓橋を渡り、門前へ。
日光東照宮の修復職人により造られたもので、随神像は有田焼で出来ています。
豪華絢爛という言葉がぴったり。
"鎮西日光"と称される由縁でもあります。
雄大な懸造の社殿が待つ境内の中心。
迫力の光景に圧倒されます。
正面の鳥居の先の境内社へ詣でます。
岩崎社
(御祭神:岩崎大神)
縁結びの神様として崇敬を集めています。
御神楽殿
祈願が行われる神楽殿。
昭和41年(1966)の築造です。
磁器製梨地灯籠
有田の磁器製造会社が、皇居新宮殿の用度品として製作した内の一基を奉納したもの。
祐徳稲荷神社に集まる崇敬の厚さが窺えます。
脇の石段を上がっていきます。
石段を振り返る。
拝殿・御本殿
<御祭神>
倉稲魂命
大宮売大神 (天宇受売命)
猿田彦大神
お稲荷様に加え、導きの神・猿田彦大神と芸能の神・天宇受売命の夫婦神が祀られています。
貞享4年(1687)、肥前鹿島藩主・鍋島直朝の継室・萬子姫が京都伏見稲荷大社から勧請した事に始まり、"日本三大稲荷"に数えられるに至ります。
年間参拝者は300万を数える県下随一の名所。
現在の社殿は昭和32年(1957)の再建。
極彩色の煌びやかな社殿に目を奪われる。
金色の天井を飾るのは鳳凰。
拝殿から境内を望む。
右手に御神楽殿、左手に楼門。
お参りを済ませ、山の頂、奥の院へ向かいます。