佐賀県を代表する温泉地、嬉野温泉。
"日本三大美肌の湯"の誉も高い名湯。
川沿いに広がる温泉地には50軒程の旅館が建ち、旧脇本陣で温泉地最古の大村屋を始め、薩摩藩御用宿で、昭和天皇や皇族がご宿泊された和多屋別荘などの名旅館でも知られます。
そんな温泉街の散策記。
大正屋
創業100年超、嬉野温泉で3旅館を営んでいます。
街道脇から続く参道に引き込まれて。
その先には、
龍宮の女神を祀るお社がありました。
豊玉姫神社
(主祭神:豊玉姫大神・住吉大神)
創建年代不詳も、神功皇后伝承に基づき、仲哀天皇の御代(200年頃)の創建とする古社。
"美肌の湯"の地らしい、乙姫様のお社。
なまず様
豊玉姫大神の遣い、なまず。
皮膚病や美肌にご利益があると崇敬を集めている純白のなまず様。
手水は温泉です。
御朱印
温泉街に戻ります。
シーボルトの足湯
江戸時代、ドイツ人医師で学者のシーボルトが訪れた事でも知られる嬉野温泉。
それに因んだ足湯です。
通りは様々な灯籠で飾られていました。
嬉野川方面へ下りていきます。
玉屋旅館
玄関がランタン展示ルームになっているので、宿としては営業していない模様。
シーボルトの湯
嬉野温泉のシンボル。
江戸時代、藩の湯治場として親しまれてきた共同湯で、明治時代にシーボルトに因んで初代シーボルトの湯が建てられました。
以降、火災や老朽化を乗り越え、現在の建物は平成22年(2010)築造の5代目。
新湯広場
川越しにシーボルトの湯を望める広場。
井手酒造
明治元年(1867)創業、"虎ノ児"の銘柄で知られる老舗蔵。
温泉公園
シーボルトの湯から橋を渡った先に広がる公園。
丁度、温泉街をランタンが彩る"うれしのあったかまつり"の開催期間でした。
(しかも、開催2日目)
続いて、夜の灯りの宴を送ります。
妖艶な満月に導かれて…
シーボルトの湯から橋を渡り温泉公園へ。
それぞれの想いが詰まった灯籠たち。
ランタンで描かれる海の中。
色を奏でる花の能舞台。
橋もライトアップで七変化。
赤く染まる橋の上で満月は益々、妖艶に。
温泉地を盛り上げる美しき宴でした。
ご当地マンホール①
嬉野茶デザイン。
ご当地マンホール②
ゾンビランドサガ&嬉野茶畑デザイン。
ご当地マンホール③
同&シーボルトの湯デザイン。
図らずしも、夜祭の時期に訪れた幸運。
素敵な想い出をありがとう。
漫遊最終日。
佐賀県の重伝建制覇に向けて出発。