佐賀県漫遊初日の神社巡り。
八幡様の次は護国神社です。
佐賀城の北に位置する龍造寺八幡宮から西へ徒歩5分程。
九州らしい、無骨な石橋に辿り着きます。
◆佐賀縣護國神社◆
石造太鼓橋
境内は川と水路に囲まれています。
水郷都市のお社ならでは。
太鼓橋は通行禁止の為、その隣の石橋から神域に入ります。
貫の柱が丸形でなく四角の靖国鳥居です。
その先には広々とした境内。
拝殿
<御祭神>
英霊 三万五千五百六十六柱
明治3年(1870)、藩主・鍋島直大が戊辰戦争で戦死した藩士78柱を祀った事に始まり、その後、佐賀県縁の戦没者や殉職自衛官を合祀して今に至ります。
護国神社が立派な地域は何だか立派に見えます。
(我が神奈川県には護国神社自体無い…)
戦争反対を声高に叫ぶだけでなく、戦争で命を落とした人々を敬う気持ちを忘れて欲しくないものです。
御本殿
柔らかい空気が漂う境内に舞う日の丸。
日本に生まれ育った幸せを噛み締める。
境内には20本余りの楠が植えられています。
中には樹齢450年超の大楠も。
関東で街路樹と言えば、欅か銀杏ですが、九州では楠一択。
楠を見ると、九州にいる事を実感します。
戦没者顕彰碑
旧肥前鹿島藩鍋島家第15代当主で、佐賀県知事も務めた鍋島直紹による寄進です。
*読みは"ナベシマナオツグ"
寶物殿
境内には明治〜昭和に奉納された石碑や石像、石灯籠が連なっています。
碇と共に"平和"と刻まれた石碑。
戦争も争いも憎しみも無い平和な世界。
それが誰しもの理想。
けれど、人類に欲望や憎しみ嫉みといった感情がある限りは実現する訳もなく。
侵略する側になる事は防げても、侵略される側を防ぐのは相手次第。
相手に暴力を振るわない自制心は持てても、相手から暴力を振るわれないかと言えば、それは別の話。
二度と広島長崎、北方領土、竹島を繰り返させない為に、政治家は勿論、個々人が国防と自衛の志を持って生きていって欲しいと切に思います。
太鼓橋側に建つ石鳥居。
境内の北と東を流れる多布施川。
川に下りる石段も設けられていて、佐賀の古き良き原風景を形成しています。
御朱印
時刻は16時過ぎ。
初日の最後にもう一社巡ります。