佐賀漫遊初日。

 

県東端から佐賀市街に戻って散策です。

 

<旅の行程>

1日目:吉野ヶ里→みやき町→佐賀

2日目:佐賀→嬉野温泉

3日目:塩田津→鹿島・肥前浜宿

 

佐賀駅から徒歩15分程、町の鎮守社へ。

 

◆龍造寺八幡宮◆

 

その総本宮・宇佐神宮がある事から、九州には八幡宮が本当に多い。

 

龍造寺氏の名を冠した八幡宮。

 

佐賀八幡宮の異名も取ります。

 

肥前鳥居

(佐賀市指定重要文化財)

 

慶長9年(1604)、佐賀藩祖・鍋島直茂の継室による奉献です。

 

典型的な肥前鳥居の造り。

 

数多い鳥居で、肥前鳥居が一番好きかも。

 

 

参道の途中の小振りな鳥居。

 

 

佐賀市の保存樹でもある楠の巨木。

 

周辺に近代的建造物が無かった時代、多くの楠や松が境内を囲っていたのでしょうね。

 

太鼓橋

 

コンクリートで舗装される前は、境内に小川が流れていたのかも?

 

社殿

<御祭神>

応神天皇

 

文治3年(1187)、龍造寺氏の祖・南次郎季家が鶴岡八幡宮から分霊を請けて創建。

 

佐賀城や城下の鎮守として崇敬を集めてきました。

 

 

龍造寺氏は藤原秀郷の系譜と言われる藤原季善が地名に因んで、龍造寺氏を名乗ったのが始まり。

 

戦国時代に活躍した龍造寺隆信は、"肥前の熊"や"九州三強"とも称され、島津氏と並ぶ隆盛を誇りました。

 

その龍造寺隆信の忠臣で義弟が、後の鍋島藩祖・鍋島直茂。

 

 

現在の拝殿は明治時代晩期の建立。

 

格天井を雅な絵画が飾っています。

 

 

並ぶ新旧の狛犬。

 

 

境内を振り返る。

 

御本殿

 

明治時代後期の建立と伝わります。

 

 

社殿を盾の如く囲む楠たち。

 

八幡様と並び崇敬を集める境内社があります。

 

楠神社

(御祭神:楠木正成公・楠正行公)

 

寛文3年(1663)、佐賀藩氏が楠公を祠に祀ったのを起源としていて。嘉永6年(1853)に当地に遷座されました。

 

 

拝殿内には、「太平記」でも有名な"桜井の別れ"の一場面の像。

 

 

境内の片隅の石垣の水路。

 

水路の総延長が2000kmにも至る佐賀市。

 

水郷の町としても知られ、今も町の各所に大小様々な水路が走っています。

 

御朱印

 

引き続き、佐賀市街の神社を巡ります。

 

 

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