晩秋の会津漫遊最終日。

 

〆に訪れたのは芦ノ牧温泉駅。

 

<旅の行程>

1日目:会津若松→東山温泉

2日目:会津若松→会津田島

3日目:南会津→檜枝岐→会津田島

4日目:大内宿→会津若松(芦ノ牧温泉)

 

と言っても、

 

お目当ては温泉ではなくて、ラーメン。

 

かつて、ラー博にも期間限定で出店した会津の名店。

 

念願叶っての初訪問。

 

牛乳屋食堂

 

駅前通りを徒歩すぐ、目立つ薄ピンクの店舗。

 

創業100年の歴史を誇るラーメン屋です。

 

流石の人気店、記帳して待つこと20分。

 

 

屋号の通り、牛乳屋として創業。

 

その後、近所の中国人から"支那そば"のレシピを伝授され、ラーメンを提供し始めました。

 

それから100余年。

 

代々、女性が店主を務めて、現在4代目。

 

Bセット(ラーメン+ミニソースカツ丼)

 

喜多方ラーメンに近いけれど、あっさり風味の中の醤油の円やかさが特徴。

 

+¥100で極太麺に出来ます。

 

 

この太麺が歯応えがありつつ、モチっとした食感で堪らない。

 

縮れていてスープの絡みも良く、食感的にもアクセントがあって楽しい。

 

薬味の葱も醤油スープに合います。

 

日本人の琴線に触れる普遍的な醤油ラーメン、それが会津ラーメン。

 

 

ソースが沁みたカツ丼。

 

色々なカツ丼がありますが、個人的にこの会津のソースカツ丼が一番好き。

 

 

赤べこならぬ、白べこさん。

 

ラー博に出店したのが、平成21年(2009)3月からの1年弱。

 

*全て新横浜ラーメン博物館にて

 

色々なラー博限定メニューも繰り出してくれたり、よく通ったお店でした。

 

そして、ラー博の創業30周年記念企画の「あの銘店をもう一度」の第2弾として、一昨年の7月に3週間の復活出店となり、10数年振りの再会。

 

 

店の向かいには、お土産処兼アイスクリーム屋。

 

壁のラー博ポスターが嬉しい。

 

会計時、"ラー博時代に惚れ込んで横浜から来た"旨を満面の笑みで伝えて退店。

 

芦ノ牧温泉駅

 

芦ノ牧温泉と並び、人気の名物駅。

 

ご存知、猫駅長がいる駅です。

 

 

もう3代目なのですね。

 

 

駅舎内も猫一色。

 

 

アイスクリームを買ったら、ポストカードくれました。

 

 

駅の傍に初代名誉駅長"ばす"のお墓があります。

 

"ばす"は平成12年(2000)に拾われ、駅を住処としていましたが、平成20年(2008)に名誉駅長に就任、一躍、全国的な人気者になります。

 

そして、


平成28年(2016)、老衰で息を引き取りました。

 

野良から大スターになって、お星様となった今も愛され続ける"ばす"…

 

人と猫の素晴らしいドラマに感動。

 

会津鉄道神社

 

平成2000年(2012)、会津鉄道創業25周年記念に創建された企業内神社。

 

沿線の稲荷神社・住吉神社・田出宇賀神社の神々が祀られています。

 

けど、ほぼ猫神社状態w

 

 

ホームに飾られている写真の数々。

 

そのどこかもの悲しい表情や、その眼が見てきた多くの人々の笑顔や幸せなひと時を想うと、胸が締め付けられます…歳を取って、何故か猫に弱い私。

 

 

会津鉄道もにゃんず仕様。

 

 

 

この眼差しはズルい。

 

宣伝文句的に3.11の直後?

 

個人的には、何事も"落ち着く"のを待っていたら、大切な機会や出会いを失うと思っています。

 

人生は有限、過ぎた時は戻らず、自分に与えられた時が一体どれだけあるのか…

 

全てが一期一会。

 

なので、

 

"思い立ったら即"な風に生きていきたい。

 

以上、

 

会津漫遊のお終いです。