会津若松散策後編。

 

七日町通りを進んでいきます。

 

 

白木屋漆器店の並び、壮観なる擬洋風建築群。

 

塚原呉服店 二号店

 

昭和2年(1927)築造の呉服店建築。

 

側面の"チェンストアー"や正面の"Department store"が昭和風情。

 

かくれ蔵 會や

 

大正期築造の店蔵リノベ。

 

コロナ前までは「レオ氏郷南蛮館」として、2階に蒲生氏郷の資料や想像復元された天主の間が公開されていましたが、現在は1階のセレクトショップのみ営業中。

 

JAZZ CAFE RAG

 

古民家リノベのJAZZカフェが渋い。

 

 

七日町駅方面を望む。

 

鶴乃江酒造

 

寛政6年(1794)創業、"中将"の銘柄で知られる酒蔵。

 

バンダイスポーツ七日町店

 

通りを代表する擬洋風看板建築。

 

プロ野球選手も御用達という、野球に特化したスポーツ用品店。

 

玄関アーチに"TSUKAHARA GOFUKUTEN"とある通り、元は塚原呉服店の1号店。

 

時刻は11時半。

 

お昼ご飯は馬肉ラーメン専門店にて。

 

馬力本願

会津馬味噌チャーシューメン・さくらユッケ

 

ネギの下からは馬肉チャーシューがどっさり。

 

 

通りから少し南へ入ります。

 

末廣酒造

(国登録有形文化財)

 

嘉永3年(1850)創業の会津を代表する酒蔵。

 

 

主屋は明治42年(1909)築造。

 

会津らしい煉瓦塀や巨大な杉玉が目を惹きます。

 

 

左手の蔵は「蔵喫茶 杏」として営業中。

 

時間制で蔵見学も出来るのですが、今回も時間が足らず断念。

 

 

木造3階建てという巨大な主屋。

 

 

蔵元限定酒や、訪れた時が解禁日だったしぼりたて生を購入してご満悦。

(左の1本以外はお土産だけど)

 

 

七日町通りに戻り、駅へ向かいます。

 

 

ふと見れば、軒先にピアノ。

 

レトロな街道に響くピアノの音はどんなだろうか。

 

工房 鈴蘭

 

赤ポストと欄干が印象的な陶器工房。

 

その隣りは明治15年(1892)創業の海産物問屋の渋川問屋。

(会津若松市歴史的景観指定建造物)

 

渋川問屋は新潟経由で北前船の海産物を仕入れて卸していました。

 

"渋川問屋でニシンの価格が決まる"とも言われた程の隆盛振りだったそうです。

 

現在は郷土料理店として営業中。

(次回はここで食事をしたい)

 

阿弥陀寺

(宗派:浄土宗)

 

慶長8年(1603)創建の寺院で、会津東軍戦士1300名が埋葬されています。

 

御三階

(会津若松市歴史的景観指定建造物)

 

かつて、鶴ヶ城の本丸にあった櫓で、明治3年(1870)に境内に移築されました。

 

外観は3階建て、内部は4階建てになっていて、密議所として使われていたそうです。

 

斎藤一(藤田五郎)の墓

 

剣術師範でもあり、新撰組隊長も務めた斎藤一の墓。

 

会津藩降伏後は越後高田に幽閉され、会津藩が斗南藩として再興した際、下北に赴きました。

 

明治7年(1876)に上京、警視庁に採用されて警部として活躍。

 

そして、大正4年(1915)、東京本郷にて72歳で亡くなります。

 

七日町駅

 

平成14年(2002)竣工のレトロ駅舎。

 

カフェも併設されている町のシンボル。

 

これにて初日の漫遊終了です。

 

駅からバスで東山温泉に向かいます。