鶴ヶ城から北西に広がる町並みを巡ります。

 

会津若松の町巡りも3度目ですが、行きたい所や食べたいものに溢れていて、その内の少しでも今回の漫遊で巡れたら…そんな想いでスタート。

 

城址の北側に煉瓦煙突の巨大な酒蔵登場。

 

宮泉銘醸

(会津若松市歴史的景観指定建造物)

 

昭和30年(1955)創業、今や入手困難になりつつある銘酒"寫楽"で知られる酒蔵です。

 

万単位で浪費しそうで、今回は外観のみw

 

小澤ろうそく店

 

江戸時代創業の絵蝋燭店。

 

明治時代初期築造の長屋造の店舗も魅力的。

 

 

昭和天皇皇后両陛下にも献上された工芸品。

 

女将さんとの会津の良さを談笑したひと時も、旅の素敵な想い出です。

 

以前、梅の絵蝋燭を購入したので、今回は桜。

 

続いて、

 

野口英世青春通りへ。

 

会津若松市定住コネクトスペース(旧黒河内医院)

(会津若松市歴史的景観指定建造物)

 

昭和11年(1936)築造の旧医院建築を活用したコワーキングスペース。

*本年3/15で運営終了予定

 

紀州屋1934 BUS cafe

 

旧雑貨店を活用して平成22年(2010)にオープンした、カフェ&ナチュラルショップ。

 

福西本店

(国登録有形文化財)

 

通りでひと際目立つ、豪壮なる黒漆喰。

 

大正3年(1914)築造の豪商建築です。

*記事は次回

 

會津壱番館・野口英世青春館(旧會陽医院)

(会津若松市歴史的景観指定建造物)

*入館料(2階)¥200

 

日本が誇る偉人、野口英世。

 

明治9年(1876)に猪苗代で産まれ、幼少期に負った火傷の手術を會陽医院で受けます。

 

これを機に医学に目覚め、會陽医院に住み込み、医学を学びました。

 

 

勉学に励んだ2階の部屋。

(1階は喫茶店)

 

2歳の時に火傷で指の皮が繋がってしまうという悲劇に見舞われた野口英世。

 

手術で指が元に戻ったのは、その14年後。

 

 

逆境が生み出した"医聖"の軌跡。

 

 

Cafe & Art gallery 大正館(旧郡山商業銀行若松支店)

(会津若松市歴史的景観指定建造物)

 

大正11年(1922)築造の旧銀行建築。

 

鈴木屋利兵衛

(国登録有形文化財)

 

江戸期から続く塗り物問屋。

 

黒漆喰に煉瓦の袖壁の重厚な佇まいの店蔵は、江戸晩期の築造。

 

 

前回はこちらで漆器のお猪口を購入したのですが、この日はお休みでした。

 

角を曲がり、七日町通りに入ります。

 

滝谷建設工業 会津若松市店(旧第四銀行会津支店)

(会津若松市歴史的景観指定建造物)

 

昭和2年(1927)築造の旧銀行建築。

 

円柱がいかにも銀行建築。

 

白木屋漆器店

(会津若松市歴史的景観指定建造物)

 

慶安年間(1648〜1652)に木綿問屋として創業、享保年間(1716〜1736)に漆器問屋となった老舗。

 

大正3年(1914)築造で、会津初の洋風建築。

 

 

設計は福西本店も手掛けた山岸清助。

 

 

1階が店舗と資料室、2階は陳列室兼店舗。

 

いずれも見学可です。

 

 

館内は大正浪漫溢れる造り。

 

 

2階はさながら器の博物館。

 

値札も付いているので、購入も可能です。

 

 

2階奥の洋室は商談スペース?

 

 

七日通りと白木屋の昔写真。

 

ハイカラ感漂う通行人。

 

往時の繁栄振りが窺えます。

 

 

今回は白木屋でお猪口を購入です。

 

黒塗りに金塗りが映えて美しい。

 

黒塗り部分も所々、下地の赤い漆部分が見えていたりと、細かい技が秀逸です。

 

次回、福西本店の記事を送ります。