新横浜ラーメン博物館。
1994.3.6創業。
(当時、私は大学1年生)
"飛行機に乗らず全国のラーメンを食べに行ける"を謳い文句に、全国の様々な銘店を招致して、ラーメンの奥深さを発信してきました。
今では誰もが知る"一風堂"や"すみれ"もラー博出店を機に全国区に。
また、ご当地ラーメンや季節限定ラーメンといった新たな概念を生み出し、近年は海外からの逆輸入出店を進めるなど、昨今のバラエティに富んだラーメン業界を牽引してきた存在。
そんなラー博も、コロナで休業を余儀無くされ、8店あったレギュラー店も5店に減る事態に…けれど、その逆境を利用して打ち出したのが、創業30周年へ向けた"あの銘店をもう一度"プロジェクト。
過去に出店した約40店舗を期間限定でリレー式に再出店してもらうというものです。
空き店舗を埋めつつ、再出店するラーメン店にとってもコロナ後のキックスタートにもなる、ラーメンへの愛情と造詣に溢れるラー博ならではの企画。
では、
アフターコロナで勢いを取り戻した、ラー博2023まとめ記事で本年〆です。
<2023.1>
支那そば 勝丸〜あの銘店をもう一度94年組第1弾
勝丸×一風堂 合体1/2
*本店:東京都目黒(訪問2回)→閉店・移転予定
ラー博創業時の8店は約3ヶ月間の出店。
勝丸と一風堂、友情の合体な一杯で、文字通り、丼の中で麺・具材・スープが融合。
谷口食堂〜あの銘店をもう一度第10弾
鍋焼きラーメン
*本店:高知県須崎(未訪問)
鍋の〆の様な一杯。
魚介出汁の効いた味わいが美味。
<2023.2>
琉球新麺 通堂
鯛白湯ラーメン
*本店:沖縄県那覇(未訪問)
鯛の滋味深い味わいが沁みる。
麺の坊 砦〜あの銘店をもう一度第11弾
肉増し
*本店:東京都渋谷(訪問複数回)
元一風堂ラー博店長が独立開業。
渋谷勤務時代によく通いましたが、記憶の中の味よりも豚骨が深くなった?(一層美味しくなった)
<2023.3>
やよいそば〜あの銘店をもう一度第12弾
焼き飛騨ねぎ中華そば
*本店:岐阜県飛騨高山(訪問1回)
そば=ラーメン(中華そば)な飛騨地方。
年越しそばもラーメンだとか。
そばとラーメンのいいとこどりな味わい。
元祖 名島亭〜あの銘店をもう一度第13弾
スペシャルラーメン
*本店:福岡県名島(訪問1回)→閉店、支店:福岡2店・横浜1店
大将がわざわざ表まで見送ってくれて雑談。
(人違いな気が…w)
塩豚骨風にリニューアルされたそうで、味わいが一層引き立ちます。
<2023.4>
マメさん〜あの銘店をもう一度第14弾
マメさん塩ラーメン
*本店:北海道函館(訪問1回)
ラー博が復活させた塩ラーメンの銘店。
味楽
担々麺〜ラー博ver.
*本店:北海道利尻島(未訪問)
利尻島の超人気店。
いつか本店に行かなければ。
支那そばや〜あの銘店をもう一度第15弾
鵠沼ワンタン麺
*本店:神奈川県戸塚(訪問複数回)
ラーメンの世界観を変えた支那そばや。
今回、藤沢時代の味を再現。
今よりも魚介寄りの味わい。
佐野さんのお嬢様曰く、具材や技術に相当苦労されたそうです。
佐野さんへのお辞儀は忘れません。
<2023.5>
野方ホープ〜あの銘店をもう一度94年組第2弾
醤油とんこつ
*本店:東京都中野(未訪問)
90年代にブームとなったラーメン街道"環七"で一世を風靡した、背脂ちゃっちゃ系のレジェンド。
IKEMEN HOLLUWOOD〜あの銘店をもう一度第16弾
イケメンディップ
*本店:アメリカ・ハリウッド(未訪問)→閉店
90年代、中村屋を創業し、一躍時の人となった中村栄利さん。
(兄が経営するのが超人気店AFURI)
昨年、中村屋を閉店させて拠点を完全にアメリカに移しました。
そんな"RAMEN GOD"が手掛けた幻のつけ麺店。
期間中、"生"中村さんを拝めて感激。
<2023.6>
カーザルカ〜あの銘店をもう一度第17弾
キングとんこつ
*本店:イタリア・ミラノ(未訪問)
一風堂に影響を受けたイタリアン店主が起業。
当時より一層美味しくなっていて感激。
<2023.7>
らぁ麺 むらまさ〜あの銘店をもう一度第18弾
支那そばや×むらまさ合作醤油らぁ麺
*本店:佐賀県唐津(訪問1回)
支那そばやの佐野さんが唐津の新名物として生み出したラーメン店。
ラー博の地方創生的な活動が好き。
味楽
利尻昆布冷製鶏塩らーめん2023
*本店:北海道利尻島(未訪問)
夏の風物詩、利尻昆布に溺れる一杯。
<2023.8>
新福菜館〜あの銘店をもう一度第19弾
新福そば
*本店:京都府京都(訪問2回)、支店:全国10数店
ラー博出店を機に全国進出した京都の味。
本店はいつ行っても外国人で大行列…
YUJI RAMEN〜あの銘店をもう一度第20弾
ツナコツ味噌チゲラーメン+味玉
*本店:アメリカ・ブルックリン(未訪問)、国内支店:東京都清澄白河(未訪問)
魚卸業者だった日本人がNYで開業。
豚骨ならぬ、ツナ骨ラーメンのお店。
<2023.9>
ふくちゃんラーメン〜あの銘店をもう一度第21弾
味付玉子入りラーメン
*本店:福岡県早良(未訪問)、支店:博多(訪問1回)→閉店
語ればキリがない想い出のお店。
女将さんに直接ご挨拶出来なかったのが残念。
また福岡まで追い掛けていかないと。
魁龍〜あの銘店をもう一度第22弾
チャーシューメン
*本店:福岡県博多(未訪問)、小倉(訪問1回)
"ド豚骨"を世に知らしめた銘店。
ドロザラなスープが堪らない。
<2023.10>
名代ら〜めん げんこつ屋〜あの銘店をもう一度94年組第3弾
香油ら〜めん
*本店(二代目げんこつ屋):東京都成城(未訪問)
*本店(初代げんこつ屋):東京都高円寺:訪問複数回→閉店
動物・魚介系のWスープのパイオニア。
先代の味を受け継ぎ、二代目としてラー博で復活。
その二代目が初代の味で再出店です。
<2023.10>
こむらさき
王様ラーメン
*本店:熊本県熊本(訪問1回)→閉店、支店:同(訪問1回)
熊本最古参のラーメン店。
ラー博創業時から続く唯一のお店です。
來々軒
カレー南蛮
*ラー博限定店
明治43年(1910)創業、昭和51年(1976)閉業の国内最古級のレジェンド店を創業家・ラー博・支那そばやがタッグを組んで復活させました。
支那そばやクオリティで繰り広げられる、懐かしくも新しい味。
かもめ食堂〜あの銘店をもう一度第23弾
海老塩ワンタンメン
*本店:宮城県気仙沼(訪問1回)
震災後、気仙沼で愛されていた老舗食堂をちばき屋店主・千葉さんとラー博が復活させました。
煮干しとはひと味違う秋刀魚の風味にハマる。
蜂屋〜あの銘店をもう一度第24弾
しょうゆチャーシュー(こってり)
*本店:北海道旭川(訪問2回)
昭和22年(1947)創業の超老舗。
味も見た目も強烈な個性を放つ、超クセになる一杯。
けやき〜あの銘店をもう一度第25弾
ニラ豆板拉麺+煮玉子
*本店:北海道札幌(訪問2回)
味噌と野菜の風味が見事に融合。
大安食堂〜あの銘店をもう一度94年組第4弾
ラーメン
*本店:福島県喜多方(訪問1回)
ご当地ラーメンと言えばの喜多方。
昭和53年(1978)創業、オーソドックスで普遍的な喜多方ラーメンが沁みる。
龍上海
赤湯正油チャーシューメン
東北随一の人気店。
すっかり有名になった辛味噌ラーメンよりも、私は正油の方が好き。
無垢ツヴァイテ〜あの銘店をもう一度第26弾
無垢ラーメン+煮玉子
*本店:ドイツ・フランクフルト(未訪問)
コロナ禍でラー博休業中に契約期間満了となり、サヨナラも言えずに…そんな別れから3年。
あの味、そして、あの笑顔との再会。
Ich habe dich vermissd.
期間は2024/1/10迄、それまで、通えるだけ通いたい。
以上、ラー博まとめ2023でした。
ラー博で出会ったお店の本店巡りも旅のテーマのひとつで、私の漫遊ライフを豊かにしてくれます。
一杯のラーメンが導く出会い。
我が人生を特別なものにしてくれるラー博。
いつもありがとう。
それでは、
良いお年を!🇯🇵
Einen guten Rutsch!🇩🇪
Buon Anno!🇮🇹
Have a happy new year!🇺🇸