青森漫遊最終日。

 

本州最北の地に鎮座するお狐様の聖地にへ向かいます。

 

<旅の行程>

1日目:八戸→浅虫温泉

2日目:青森→弘前(百沢温泉)

3日目:弘前(岩木山神社)→弘前

4日目:五所川原→金木

 

9時前に弘前駅を出て、五所川原駅へ。

 

そこから路線バスで45分、神社入口バス停まで行き、前日に予約をしておいたタクシーに乗って10分。

 

弘前から2時間、津軽半島の中西部、日本海側に面した地に到着。

 

◆高山稲荷神社◆

大鳥居

 

僻地とは思えない立派な鳥居と、その先に見える参集殿。

 

タクシーの運転手さんも、"観光地でもないのに遠方から来る人が結構いる"と驚いていましたが、神社好きにとっては、ここはいつかお参りしたい難所の名社。

 

神社本庁総長も務めた方が宮司をしていた時期もあり、神職の研修もここで行われたりするそうです。

 

 

鳥居の先は急勾配の石段。

 

右手には緩やかな女坂もあります。

 

 

母子狐に見送られて石段へ。

 

 

石段を上ると、高台に広がる境内。

 

拝殿

<御祭神>

宇迦之御魂命

佐田彦命(猿田彦命)

大宮能売命(天鈿女命)

 

創建年代は不詳。

 

鎌倉〜室町時代にこの地を納めていた豪族、安藤氏の創建と伝わります。

 

江戸時代の古地図には、"三王坊山"と記されている事から、元々は三王神社が祀られていたようです。

 

 

江戸時代、赤穂藩主による江戸城中での刃傷事件により藩取り潰しとなった後、津軽に逃れてきた赤穂藩士の子孫が城内に祀っていた稲荷大神を奉斎し、三王神社から稲荷神社へと転じていったようです。

 

御本殿

 

松に囲まれた御本殿。

 

作丈一稲荷神社

(御祭神:宇迦之御魂命)

 

周辺には様々な稲荷社が鎮座しています。

 

三王神社

(御祭神:大山咋神)

 

稲荷神社以前からこの地に鎮座していたと思われる三王神社。

 

言わば、元宮ですね。

 

 

境内から望む日本海。

 

石段を下り、千本鳥居に向かいます。

 

龍神宮

(御祭神:龍神)

 

 

お宮の脇の手水に龍。

(水鉢には7つのドラゴンボールw)

 

 

千本鳥居をくぐって行きます。

 

 

庭園の中を抜けて。

 

 

曲線を描く千本鳥居。

 

 

龍を表しているそうです。

 

神明社

(御祭神:天照大御神)

 

千本鳥居の先には神明社が鎮座しています。

 

 

奉納されたお狐様たちの列。

 

 

先には湿地帯が広がっています。

 

再び、千本鳥居から高台へ戻り、石段を降りて、お参り終了。

 

周辺には縄文時代の史跡もあり、古代より特別な地でもあった高山。

 

今も神威溢れるお狐様の聖地。

 

念願叶ったお参りでした。

 

御朱印①

 

御朱印②

 

デザインに惚れて御朱印帳も拝受しました。

 

御朱印帳

 

タクシーを呼び、半島を西に。

 

この漫遊最後の地、金木へ向かいます。

 

続く。