灼熱のデスロード@青森2023夏。
1泊目は青森が誇る奥座敷、浅虫温泉。
湯も宿や町の雰囲気もお気に入り。
(8年振り3度目)
八戸駅から1時間程、列車に揺られて浅虫温泉駅に到着です。
<旅の行程>
1日目:八戸→浅虫温泉
2日目:青森→弘前(百沢温泉)
3日目:弘前(岩木山神社)→弘前
4日目:五所川原→金木
前回は棟方志功ゆかりの「椿館」でしたが、今回は以前から気になっていた宿へ。
◆辰巳館◆
昭和13年(1938)創業の老舗旅館。
創業時からの姿を今に伝える美しい本館。
本館2階の中央に飾られている龍神のステンドグラスならぬ、ステンドねぶたも良い感じ。
平成晩期にリフォームされた本館。
玄関を入ると、金魚ねぶたアートがお出迎え。
作:立田 龍宝
津軽に来た事を実感しますね。
ねぶたは浅虫温泉が発祥との説もあるそうです。
ねぶた&縄文風の水墨画で溢れる館内。
これらは青森の水墨画家、鈴木正治氏の作品。
外観の渋さとうって変わって、綺麗な館内。
喫茶&遊戯スペース。
奥には卓球台も。
我がヒーロー、源"八幡太郎"義家のねぶた絵。
作:鈴木 正治
ほっこり可愛らしい鯨のねぶた絵。
鈴木正治画伯が亡くなる数年前の作品。
本館の2階に上がってみます。
(日頃はあまり使われていない模様)
往時を偲ばせる数寄屋造の本館。
カタクリ咲く湯ノ島と龍神さま
作:竹浪比呂央・手塚茂樹
ねぶた師が手掛けた和紙のスタンドねぶた。
湯ノ島とこの地を護る龍神が描かれています。
その情景や世界観に浸るひと時…
大女将さんも"見た?綺麗よね?"とにっこり。
本館と別館の間の中庭。
ミニねぶたが展示される事もあるのだとか。
毎度、旅好きの心をくすぐる、JR東日本の大人の休日倶楽部のポスター。
別館は昭和〜平成な感じのコンクリ棟。
普通の和室ですが、窓からの眺望が抜群。
陸奥湾と湯ノ島を一望出来ます。
因みに、湯ノ島から見て辰巳の方向(東南)にあるのが屋号の由来。
海側から見た別館。
本館とは随分と趣が違いますね。
時刻は15時台。
酷暑に耐えた体を湯で癒しに。
男性用岩風呂
<浅虫温泉>
泉質:ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉
泉温:56.5℃
ph:8.35
*加水有・加温無・塩素無・循環無(源泉掛け流し)
源泉掛け流しで、浴槽から常に美しいオーバーフロー。
湯温は42℃位?、ちょっと熱めで、サラりとトロりの中間の様な湯が体に心に染み入ります。
全身で感じる良い湯。
岩と青いタイルの組み合わせも美しい。
ところで、この地には縄文時代から湯が沸き、その湯で麻を蒸して糸を作っていたそうで、"麻蒸"が時代を経て"浅虫"に転じたのだとか。
平安時代に鹿が傷を癒すのを見た法然上人が村人に入浴を勧め、温泉地となっていったそうです。
男性用露天風呂
日本庭園風の露天風呂で目も癒す。
露天風呂に関しては、女性用の方が滝があったりと、豪華な造りな模様。
(男女入れ替えは無し)
病み上がりの酷暑漫遊初日。
体にキツかった一日でしたが、湯で快復。
部屋に戻り、腑抜け状態でごろごろして夕飯時を待ちます。
ここでしか出会えない美しき夕暮れ。
続く。
=======宿泊情報=======
宿泊代(1泊2食/2人):¥32,000(税込)
じゃらんポイント:2,000
計:¥30,000(¥15,000/1人)