5月の3泊4日富山漫遊記事に戻ります。
1日目は富山で夕飯にラーメンを食べて、高岡の駅前ホテルに宿泊。
(ラーメンの記事は後でまとめて)
翌朝6時に起床して、散歩に出ました。
<旅の行程>
1日目:立山(芦峅寺・岩峅寺)→富山→岩瀬
2日目:高岡→城端→五箇山(相倉・菅沼)→五箇山温泉
3日目:城端→南砺高瀬→井波→高岡
4日目:高岡→伏木→吉久→山町筋・金屋町→富山
目指すは、高岡を築いた前田利長のお墓。
前田利長公像
高岡駅南口に建つ前田利長の銅像。
前田利家の長男として生まれ、加賀藩2代藩主を務めます。
信長・秀吉・家康に従事し、日本最大の規模を誇る加賀藩の礎を築きました。
"加賀100万石"と言われますが、利長の時代、石高は119万石にも及んでいました。
(後に、富山藩10万石等が分離した為)
八丁道
墓所と菩提寺の瑞龍寺を繋ぐ道。
その名の通り、八丁(870m)の参道です。
3代藩主・前田利常により築かれたもので、平成初期に大規模な復元工事が行われました。
松と石灯籠に導かれて通りを進みます。
そして、終点に到着。
前田利長墓所
(国指定史跡)
前田利長は晩年、高岡城に隠居し、慶長19年(1614)に高岡城で死去します。
この墓所は3代藩主・前田利常が33回忌にあたる正保3年(1646)に造営したものです。
堀に囲まれた墓所。
戦国武将の墓所で、堀を構えたものは他にはほぼ無いそうです。
石橋を渡り、墓所の中心へ。
そびえる墓碑は高さ11.75mにも及びます。
現在、残されている墓所の面積は10,000㎡ですが、往時はその3倍もあったそうです。
これは大名個人の墓所としては国内最大級。
さすが加賀藩。
ただ、若干、荒れている感が…
3回目の高岡で念願のお墓参りでした。
散策を終え、一旦、ホテルに戻ります。
訪れる度に立派になる高岡駅。
正面に見えるのが、1目に泊まった高岡マンテンホテル。
夜景もなかなか綺麗。
マンテンホテルの部屋から望む月夜。
翌朝の風景。
山並みを借景に、中央に国宝の瑞龍寺、右端にJR氷見線の図。
昆布の世帯消費量が国内一位の富山県。
"昆布王国"の異名も取るそうです。
北前船により北海道産の昆布が多く流通した事が発端で、"昆布愛"が育まれた高岡。
昆布会席とかあっても面白いかも?
以上、2日目の朝散歩でした。
南下して城端へ向かいます。
続く。