2泊3日愛知県漫遊。

 

愛知県東部、旧三河国を巡ります。

 

蒲郡を後にして向かったのは、三河湾を囲む鉤爪の様な2つの半島の東側、渥美半島。

 

向かいには知多半島、湾を挟んで伊勢志摩というロケーションです。

 

<旅の行程>

1日目:蒲郡

2日目:蒲郡→田原→豊川→豊橋

3日目:豊川→豊橋→二川宿

 

縄文時代の貝塚や日本三大古窯、渥美窯といった史跡が残り、今は釣りやリゾートで人気の田原市。

 

蒲郡駅からJRと在来線を乗り継ぎ1時間弱、半島の入口に位置する終着駅、三河田原駅に着きます。

 

三河田原駅

 

ここが豊橋鉄道渥美線の終着駅。

 

デザイン性の高い駅舎は平成25年(2013)の竣工。

 

 

駅舎内には、市の花・菜の花柄のピアノ。

 

温暖な気候の渥美半島は、花やメロンの名産地としても知られます。

 

 

戦後に廃線となった田原駅〜黒川駅間の線路遺構が駅前に保存されています。

 

駅からバスで30分程の港町、福江へ。

 

お目当てはご当地グルメ。

 

お食事処 玉川

 

大正7年(1918)、鰻屋として創業し、三河湾の幸満載のメニューで大人気の食事処兼旅館です。

 

開店直後でしたが、既に満席。

(その後も続々とお客さん来店)

 

看板メニューの大アサリフライ定食を待つ間、地だこで昼ビー。

 

地だこ

 

ぷりっと味わい深い地だこ。

 

刺身も炊込みも唐揚げもタコが大好き。

 

大アサリフライ定食

 

大振りのフライに心もお腹もわくわく。

 

プリッとした食感に溢れる貝汁。

 

噛み進めると、大アサリの滋味深い味わいが口の中に広がります。

 

 

最初はレモンだけで、次にタルタルで。

 

 

目移りするメニュー…近所にあれば通いたい。

 

 

味がある増改築された外観。

 

食後に周辺散歩です。

 

昭和な港町らしい町並みや、花街の名残りな風景がそこにはありました。

 

井筒楼

 

200年前の旅籠をリノベした旅館。

 

町を代表する料亭旅館「角上楼」の別館として平成29年(2017)にオープンしました。

 

與加楼(与加楼)

 

昨年創業100年を迎えた料理店。

 

現在は仕出し屋として営業している模様。

 

 

かつては料亭だったと思われる外観。

 

 

民家も雰囲気があります。

 

角上楼

(国登録有形文化財)

 

昭和元年(1926)創業の料亭旅館。

 

渥美半島の伊良湖は天然とらふぐ漁獲高日本一を誇り、この角上楼でも推しのメニュー。

(2名2食で¥25,000〜¥37,000程)

 

いつか泊まってみたい…

 

 

所々に掲示されている昭和期の風景写真。

 

 

高度経済成長期に賑わった港町も今は昔、町を吹く風の音だけが響いていました。

 

 

一本入れば、海に流れ込む気水域。

 

時刻は13時。


戻りのバスの時間です。

 

福江市民館

 

昭和5年(1930)に建てられた旧役所。

 

平成21年(2009)に改修され、市民館として活用されています。

 

表のヒマラヤ杉は建築時からのもの。

 

 

縁の幾何学模様装飾が面白い。

 

その向かいには、公園として整備された陣屋跡があります。

 

福江公園(畠村陣屋跡)

 

ここ福江は元は畠と呼ばれる村で、江戸時代には、1万石という小さな大垣新田藩が治めました。

 

滞在時間1時間半。

 

バスで駅に戻り、次の目的地へ向かいます。

 

豊橋電鉄渥美線(豊橋駅)

 

花推しの地域らしい、桜と椿のラッピング車両。

 

ご当地マンホール

 

名産のメロン柄。

 

次回、一の宮の記事を送ります。

 

続く。