"日本の宿 古窯"での宴。

 

古窯には6つの会食場があります。

 

案内されたのは、"祇園"の個室。

 

祇園

 

令和元年(2019)オープンの和の会食場です。

 

部屋に入ると、お重と土瓶蒸し。

 

 

お箸が左利き仕様に。

 

仲居さんに聞くと、チェックイン時に左で記帳していた事が連携されたそうです。

 

福岡柳川「御花」、兵庫城崎「三木屋」、山形上山「古窯」、そして、鎌倉のつけ麺屋「沙羅善」の4つが今まで左利き仕様に配膳してくれた所。

 

些細な事かもだけれど、素直に嬉しい。

 

お重を開けると、小鉢たち。

 

壱の重 恵み

(山と野と海の幸小鉢盛り)

弍の重 景山

(鮑の柔らか煮)

 

壱の重は蛸のスライスやあけびの肉詰めやキノコの小鉢。

 

弍の重の鮑には、うすい豆のソースや鮑の煮汁ソース。

 

鮑は煮るか焼くに限る。

 

柔らかくも弾力のある食感が最高。

 

蔵王

お刺身青朴葉氷盛り(赤海老・鰤・鮪・生麩)

 

味は勿論、見た目も美味しい。

 

当然、刺身には日本酒。

 

三種利き酒セット

(雪漫々・古窯純米酒・大山)

 

"雪漫々"は山形が誇る出羽桜酒造@天童。

 

キリッとした味わいほのかな甘みのバランスが秀逸。

 

"古窯"は新藤酒造@米沢の宿オリジナル酒で、熱燗で美味さが一層引き立ちそうな味わい。

 

"大山"は加藤嘉八朗酒造@鶴岡。

 

桃源郷

松茸と鮭川村の舞茸土瓶蒸し

 

松茸の薫りに舞茸の風味。

 

料理に付くそれぞれの題目が面白い。

 

お酒が進み、追加注文。

 

雪中熟成

@山形県寒河江市 月山酒造

 

円やかな味わい、山形の美酒に酔う。

 

窯開運

古窯開運窯パイシチュー

 

古窯名物のシチュー。

 

山形牛使用です。

 

 

シチューは勿論、パイも美味しい。

 

紅の花

特選牛すき焼き

 

赤身にサシが良い塩梅。

 

 

自家製胡麻味噌たれが抜群に美味しい。

 

 

生卵ではなくて温泉卵で頂くのも正解。

 

案山子祭り

山形お米つや姫・古窯合わせ味噌のなめこ汁

春雨庵 沢庵和尚縁の地

おみ漬け・沢庵・さくらんぼ

 

さくらんぼの漬物が甘酸っぱくて美味。

 

 

鍋に残った肉の旨みと共に煮詰まった味噌たれをご飯にON。

 

はしたないけれど、堪らなく美味。

 

この特製たれ、宿で購入するのを忘れたので、オンラインショップで注文しました。

(ついでにビーフシチューも)

 

 

雪灯り

古窯特製窯プリン

 

これも近年、古窯名物なプリン。

(通販で購入可能)

 

和三盆と蔵王の地鶏卵を使った贅沢なひと品。

 

究極のなめらかさに笑みがこぼれます。

 

山に海に酒に、山形の幸を存分に堪能しました。

 

RYUREY

 

洋風モダンな会食場。

 

 

部屋に戻ると、ふっくら布団。

 

 

上山の夜の灯り。

 

左手にライトアップされた上山城。

 

朝食はホール「紅の花」にてビュッフェスタイル。

 

 

少しずつ取ったつもりが、種類が多くてかなりの量に。

 

鳥もつラーメンに山形さくらんぼ鳥の唐揚げ、芋煮に玉こん、ビーフカレーまで。

 

 

朝食後、ごろごろして別れの10時。

 

念願の宿泊もあっという間。

 

コロナからの脱却はまだ先な感があれど、"古窯"ならではのおもてなしや風格に浸った滞在でした。

 

チェックアウト後、送迎バスで駅まで。

 

かみのやま温泉駅

 

時刻は10時半。

 

上山でもう一ヶ所寄ります。

 

続く。