倉敷の老舗宿、吉井旅館宿泊記後編。
食事編です。
前回、食事も素晴らしかったので、今回も期待に胸を膨らませて。
食事は2Fの個室"やまぶき"にて。
お洒落なグラスの照明。
天井の梁も見所。
割烹旅館としても名を馳せる吉井旅館。
それでは、
雅な宴の始まりです。
前菜
(海老・鮑旨煮・小芋海胆焼・子持昆布・鮎甘露煮・一寸豆)
趣向を凝らしたひと皿。
倉敷麦酒
麦芽の風味豊かな地ビールで喉を潤します。
ベンガラコースターが岡山風情。
造里
(ヒラメ・サワラ・ケンサキイカ)
小粋な刺身たち。
ベラタ
ベラタとは穴子の稚魚の事。
よく見ると、確かにそれっぽい。
しらすとところてんを合わせた感じで、ツルッと喉越しを楽しみます。
吉井吟醸
@岡山県倉敷 森田酒造
地元の酒蔵とコラボしたお酒。
椀物
(蛤真丈)
蛤の滋味深さが沁みるひと品。
ママカリ
サッパの酢漬けで、岡山の郷土料理。
(サッパはニシン系の小魚)
"ご飯(ママ)を借り(カリ)に行くほど美味しい"が名の由来。
味わいはめざしにも似ていて、それが酢漬け&レモンで酸っぱさっぱり。
焼物
(甘鯛菜種焼き)
濃厚な味わいを楽しみます。
酢の物
(柚子釜)
柚子の椀にはシャコとタコ、ワカメなど、瀬戸内の海の幸が詰まっています。
シャコも岡山名物。
嬉しそうに笠岡までシャコ丼を食べに行きフラれた話をしたら、仲居さんに笑われたw
油物
(河豚唐揚げ)
瀬戸内海ではトラフグが良く漁れるそうです。
フグは唐揚げが一番。
蒸し物
(蕪蒸し)
ほくほくじゅわな蕪にほっこり。
食事
(じゃこ飯・香の物・赤出汁)
〆も瀬戸内らしく、じゃこ。
水物
(抹茶ムース)
朝食は1Fの食事処"乱亭"にて。
暖かいベンガラ色の壁が心地良い。
品数豊富で、見ていて楽しい。
茄子の煮浸し、もずく酢、タラコに焼き鮭、温泉卵に湯豆腐。
ゆっくり味わう日本の朝食。
今回も見て食べて感じて楽しい食事でした。
8年振り、素晴らしい滞在をありがとう。
次回から倉敷の町並みの記事を送ります。
続く。