強羅環翠楼宿泊記、食事編。

 

食事処にて。

 

かつて昭和天皇をも唸らせたという強羅環翠楼の料理に期待を寄せて…

 

席には前菜類が既に配膳されています。

 

 

前菜

(蟹菊花和え・柿白和え・鰹一口寿し・むかご・栗甘露煮・大黒しめじ雲丹焼き)

 

菊や柿、栗、むかご…季節を感じる品々。

 

先附

(山芋豆腐・とんぶり・山葵)

 

山芋のサクサク感を楽しみます。

 

お造り

(鮪・牡丹海老・鯛・烏賊)

 

環翠楼を創業した鈴木家は元々、小田原の網元で、小田原市長や衆議院議員も輩出し、戦後の小田原の復興と発展を牽引した名家。

 

漁業組合の長も務め、新鮮な相模湾の幸を旅館に提供してきました。

 

小鉢

(丸茄子揚げ出し・椎茸・合鴨・青唐辛子)

 

鴨の美味しい季節ですねぇ。

 

日本酒も進みます。

 

飛白 大吟醸

*出羽鶴酒造@秋田県

 

そして、秋と言えばのこちら。

 

御椀

(松茸・鱧・海老・紅葉麩・銀杏・三つ葉)

 

香りを楽しみ、酢橘で味変を楽しみ…

 

お酒と合わせて味わい満喫。

 

 

焼物

(ロブスター・鮑磯焼)

 

相模湾で揚がった伊勢海老と思いきや、ロブスター、つまり、オマール海老。

 

マッシュルームとチーズのグラタン風で。

 

ミニ鮑は酒のつまみに。

 

煮物

(海老芋・金目鯛・牛蒡・絹サヤ)

 

相模湾名物、金目鯛。

 

煮込むと、その芳醇な味わいが一層引き立ちます。

 

肉料理

(和牛ロースト・ピーマン・人参・紅くるり・ミニトマト)

 

絶妙なレア感で、濃厚な牛肉の旨味を堪能。

 

御食事

(秋刀魚御飯・赤出汁・香物)

 

相模の秋を感じる秋刀魚御飯。

 

山椒の実が良いアクセント。

 

自宅で真似してみても良いかも?

 

水菓子

(さつま芋プリン・フルーツ)

 

箱根らしく和洋折衷なお食事でした。

 

 

食事処は広縁付きの大広間。

 

襖絵が見事。

 

 

部屋に戻ると、雨戸が閉められていて、静けさの中でまったり。

 

 

朝食も同じく食事処で。

 

 

当然、鯵の干物がメイン。

 

自家製の湯豆腐がプリンの様なふわとろ。

 

 

敢えて、そのまま食べて、豆腐の濃密な味わいを楽しみます。

 

蟹汁が身に沁みる朝…

 

 

食事処からも庭園が望めます。

 

 

以上、食事編でした。

 

次回、庭園編です。