一泊二日山梨漫遊。

 

開湯650年とも伝わる古湯、塩山温泉へ。

 

<旅の行程>

1日目:塩山→塩山温泉

2日目:塩山→笛吹→勝沼→甲府

 

お世話になったのは、文化財の宿。

 

駅からは徒歩10分程。

 

◆中村屋旅館◆

(国登録有形文化財)

 

風格と風情漂うエントランス。

 

江戸末期の開業で、部屋数は11という小さな宿。

 

 

本館は大正初期の築造。

 

その後、昭和期に改修と増築を経て今に至ります。

 

 

ロビーには昔の金庫や掛け時計。

 

 

 

ロビー左手には洋室。

 

 

本館と増築された新館の接続部分。

 

 

新館が本館の屋根に覆い被さる様になっているという、少し変わった造り。

 

 

本館・新館を渡り廊下で繋げる選択は無かったのだろうか…

 

泊まった部屋は新館の1階。

 

 

新館は昭和30年代の増築です。

 

奥へ進むと風呂場。

 

 

内湯は大理石と木曽檜のふたつ。

 

<塩山温泉>

泉質:アルカリ性単純温泉

泉温:26.3℃

ph:10.0

*加水・加温・循環・塩素消毒不明

 

塩山温泉は康暦2年(1380)に向嶽寺の僧侶が発見したと伝わり、今も5〜6軒の宿があります。

 

 

じんわり沁みるお湯で一日の疲れもスッキリ。

 

素泊まりなので、入浴後はひたすらごろごろ。

 

天丼がお腹に残っていて、全くお腹は空かず、夕飯は食べずに一日を終えました。

 

 

手摺りと欄間が奏でる和の空気。

 

 

扇状の竿縁が特徴的な玄関天井の意匠。

 

 

歴史を感じる帳場の調度品。

 

 

彫刻が渋く美しい掛け時計。

 

 

夕暮れと共に眠りに就く塩山。

 

小さな文化財の宿でゆっくり過ごすひと時。

 

良き滞在でした。

 

続く。

 

 

======宿泊情報======

宿泊代(一泊食事無し/1名):¥7,500

計:¥7,500