2019年暮れ。

 

まとめ記事で締めていきたいと思います。

 

まずは、

 

胃袋の故郷、新横浜ラーメン博物館から。

 

毎年、出会いと別れがあるラー博。

 

今年も年明け早々のお別れがありました。

 

<1月>

二代目げんこつ屋

"豪快ら〜めん 海苔"

 

今は亡き初代の味と想いを受け継ぎ、ラー博で復活した「二代目げんこつ屋」さん。

 

8年間営業したラー博を卒業して、東京成城にオープンしました。

 

お別れの一杯は大好きだった塩。

 

円やかで滋味深い鮪スープに癒されます。

 

<3月>

こむらさき

"特製チャーシューW 煮玉子"

 

3月の熊本漫遊の前に、阿蘇山級の一杯。

 

RYUS NOODLE BAR

"西京味噌薫るミニ白湯味噌ラーメン 自家製スモークメープルバター"

 

カナディアン・ラーメンの逆輸入店。

 

カナダならではのメープルバターが味噌スープに程よいコクを与えます。

 

そして、

 

新店舗オープン。

 

<4月>

八ちゃんラーメン

"ワンタンラーメン"

 

創業昭和43年(1968)、福岡薬院で夜間営業のみという、知る人ぞ知る名店が25年に及ぶラー博の口説きに落ちて出店。

 

見た目通りの野性味溢れる超ド豚骨。

 

スープに負けない肉厚ワンタンも美味。

 

<6月>

龍上海

"梅みそラーメン チャーシュー"

(ラー博倶楽部の日 会員限定ラーメン)

 

山形赤湯の名店「龍上海」さんも来年、ラー博出店15年を迎えます。

 

6/6のラー博倶楽部の日では、いつもの辛味噌に変わって梅味噌がオン。

 

無垢ツヴァイテ

"5周年記念ラーメン"

 

大好きな「無垢ツヴァイテ」さんのラー博出店記念月に、香ばしくコクのある鶏醤油ラーメン。

 

夏、冷やしメニューラッシュ。

 

支那そばや

"ざる中華"

 

毎年恒例、小麦の風味を味わうひと品。

 

美味しい麺はそのままか、塩で頂くのが一番という事を教えてくれた逸品。

 

龍上海

"赤湯冷やし正油ラーメン"

 

山形赤湯の名店、夏の風物詩。

 

太縮れもっちり麺は冷やしでも抜群。

 

<7月>

RYUS NOODLE BAR

"濃厚白湯と魚介のつけ麺"

 

つるぷに麺はつけ麺にしても美味。

 

スライスレモンが良い仕事をしています。

 

支那そばや

"冷やし坦々麺"

 

彩り鮮やかな夏野菜に、干し海老とナッツが良いアクセント。

 

利尻らーめん 味楽

"生ウニらーめん"

 

利尻産ウニは箸でつまんでも崩れません。

 

独特の色に濃厚な味…ひと夏の贅沢。

 

<9月>

琉球新麺 通堂

"冷やしゴマ坦々麺"

 

夜は沖縄居酒屋になる「通堂」さんの夏メニュー。

 

煮干しと椎茸の風味が効いたゴマダレが秀逸。

 

<10月>

支那そばや

"塩チャーシュー麺 名古屋コーチン味付玉子"

 

この世で最も美しいラーメン。

 

どこまでも深くどこまでも洗練された味。

 

RYUS NOODLE BAR

"アニバーサリーラーメン(鶏白湯味噌)"

 

ラー博出店1周年記念の一杯。

 

鶏白湯と味噌がトロりと上品に饗宴。

 

ところで、

 

この秋はラー博が大きく変貌した時期。

 

倉庫に眠っていた宝物の数々が、一気に日の目を見ることとなりました。

 

本物の屋台。

 

 

"博物館"の名に恥じぬラーメン骨董品の数々。

 

 

全国津々浦々のラーメンを追い求めたい。

 

 

そして、

 

ラー博長年の夢であった「青竹打ち麺作り体験」コーナー新設。

 

 

ずっと倉庫兼貸店舗だった所を、麺打ち体験や実食が出来る空間へと改装しました。

 

まだ未体験だけれど、いずれ極めたい。

 

そして、

 

10月、悲しきお知らせが…

 

「支那そばや」さん、12/1卒業。

 

<11月>

支那そばや

"美瑛産小麦の塩らぁ麺"

 

12/1、平成12年(2000)から19年間に及ぶラー博での歴史に幕が下ろされました…

 

食材に拘り、出汁用の地鶏まで産み出した故佐野実さん。

 

そんな「支那そばや」さんの卒業ラーメンは、特別な北海道美瑛産小麦の麺と葱だけの素ラーメン。

 

鼻腔を抜ける麺の香り、絹の様な食感。

 

口を満たす豊潤で円みのある塩スープ。

 

究極の一杯でした。

 

 

ラー博で会えなくなるのは悲しいけれど、これからは横浜戸塚の本店に行こう。

 

<11月>

無垢ツヴァイテ

"無垢狼煙ラーメン"

 

店主の故郷、山梨の甲州地鶏スープに、本店のあるドイツの秋の味覚、黒トリュフとポルチーニ茸を具材に使った一杯。

 

鶏の深い味わいに、白トリュフオイルが脳髄を刺激します。

 

こむらさき

"7種のワンタンメン"

 

ラー博がオープンした平成6年(1994)から、唯一続く「こむらさき」さん。

 

熊本最古のラーメン屋も今では横浜の顔。

 

出店25周年記念、ワンタンだらけの一杯。

 

豚肉、チャーシュー、椎茸、トマト&チーズ、辛味、味噌、海苔佃煮の7種が丼を覆います。

 

<12月>

RYUS NOODLE BAR

"匠の大山鶏と魚介塩ダレのラーメン"

 

12/6のラー博倶楽部の日の舞台はfrom カナダ・トロントの「RYU」さん。

 

いつもと違うクリアな鶏清湯。

 

以上、ラー博まとめ2019でした。

 

今年も素晴らしきラーメン体験をありがとう。

 

 

<過去LINK>

新横浜ラーメン博物館2018

新横浜ラーメン博物館2017