漫遊の舞台は壱岐から対馬へ。

 

壱岐からジェットフォイルで1時間程。

 

対馬南東の厳原港に着きます。

*厳原の読みはイズハラ

 

<旅の行程>

1日目:博多→宗像→福津→箱崎→博多泊

2日目:壱岐(郷ノ浦)→壱岐(勝本)→壱岐(芦辺)→対馬(厳原)泊

3日目:対馬→対馬(厳原)泊

4日目:対馬→博多

 

港から徒歩10分程で中心街に着きます。

 

厳原町・川端通り

 

「古事記」において、津島(別名:天之狭手依比売)と表記され、壱岐に続き6番目に生まれた島。

 

人口は30,000人程ですが、島がほぼ山の為、その合間を縫って集落が点在しています。

 

また、その地形から農業に不向きで、古来より漁業が基幹産業でした。

 

 

町の中心街はどことなく粗野な雰囲気。

 

 

古代より朝鮮半島との交易の拠点だった反面、鎌倉時代には元軍による侵攻を受け、最近も韓国人観光客問題や仏像盗難事件等、良くも悪くも隣国に影響を受け続けている対馬。

 

厳原に着いた頃には既に18時。

 

チェックインを済ませて、夕食へ。

 

対玄

 

地元民で賑わう居酒屋さん。

 

対馬の名産と言えば、アナゴ。

 

漁獲量日本一で、国内の総漁獲量の15%超を占めているそうです。

 

アナゴの刺身

 

ヒラメの様な淡白な味わいに、エンガワの様なコリっとした食感。

 

対馬名産の藻塩がとても合う。

 

そして、日本酒にも合う。

 

 

魚介以外のメニューも豊富でした。

 

炙り白レバー

 

お店に貼られた漫画「アンゴルモア 元寇合戦記」のポスター。

 

 

実際に対馬を巡ってから読むと、一層面白そうですね。

 

最近出来たコンビニが大人気でした。

 

 

川端通りと並行している大通りには、大型スーパーや「東横INN」が建っています。

 

大町通り

 

通りから港方面へ戻りつつ、脇の坂道を上がると立派な石垣が見えてきます。

 

西山禅寺

 

ユースホステル風の宿坊としても営業をしている禅寺です。

 

裏路地には、古民家リノベのお店も数軒。

 

 

歴史ある醤油蔵もあります。

 

對馬醤油 江口株式会社

 

明治20年(1887)創業の老舗醤油店。

 

かつては数十軒あった醤油蔵も、今ではここだけだそうです。

 

お店の方とお話をしていたところ、奥様やご家族が私の地元と縁があり、感激。

 

佐野屋橋

(長崎県指定まちづくり景観資産)

 

大正6年(1917)築造の石橋です。

 

アーチ型石橋というのが九州らしい。

 

中矢来

*読みはナカヤライ

 

この入江は、船舶が停泊する中世の"船だまり"の跡。

 

立亀岩

 

神様が降臨したとも伝わる岩。

 

佐渡金山の割戸を思い出させる風景。

 

厳原港前から中心街を望む。

 

 

「東横INN」が見えますね。

 

厳原港にあった石灯籠…石灯台か?

 

 

対馬での宿泊は川沿いのホテルでしたが、悪い意味で数十年、時間が止まっている感じ。

 

"●国一辺倒になり過ぎていた"

 

地元の方の言葉通りかもしれません…

 

けれど、素晴らしい観光資源もある対馬。

 

今こそ対馬の本気を見せる時。

 

そんな素晴らしい対馬の風景を少しでも伝える事が出来れば幸い。

 

続く。